昨日は、近所のカフェ「リッタ」の二階で、上の助空五郎くんのライブがあった。
午後13時と16時からの二部制。昔から「蕎麦屋の二階」というのは、逢瀬の場所になったり、
歴史を動かす舞台になったりしたけど、カフェの二階で落語やヨガやライブをやることも静かなブームだ。
「バカでも金持ちが一等賞」みたいな風潮が長く続いてきたけど、やっぱり「精神的文化力」の微塵もなく、
ただ金持ちというのは、無粋だ。
打ち上げのようなものを天真庵でやった。リッタのママさんと、空五郎くんが18時半めどに来るとのこと。
昼間、「おコンそば」がたくさんでたので、16時に暖簾を下げてから、豆源郷に「おあげ」
を買いにいった。いつものは、錦糸町や亀戸のブックオフで本を一冊買い、どこかのカフェや公園で
本を読み、豆腐屋まで一里よろしくてくてく徘徊散歩をするのだが、はじめて道草を食わずに一直線。
徒歩30分、往復一時間。歩数で8200歩、だった。
帰ってきて、おでんを温めなおし、能登の珪藻土七輪で、ごはんを炊いた。
若いふたりに、「おでん」と「かまじか」と「おにぎらず」を食べさせたいと思った。
蕎麦湯割りの焼酎を飲みながら、談論風発。
この夏、上の助空五郎くんの家族が勢ぞろいして「血縁キャバレー」なるイベントを彼の故郷・飛騨高山でやった。
能登休みの前だったので、リッタのママさんもいっしょに、松本経由で飛騨立山までの珍道中。
キャバレーで、地酒を飲み過ぎ、笑いすぎ、3人で千鳥足で高山の街を徘徊しながら宿まで歩いた。
昭和の哲人・中村天風さんは、夏の修練会で、「わらえ~」といって、笑う修練をしておられた。
世相が混とんとしてきた昨今、街を歩いていても、電車の中でも、笑っている人が少ないような気がする。
「楽しいから、愉快だから笑うのではない。ただ笑う訓練をすれば、運も人もついてくる」ということだ。
今もっとも明るい話題といえば、大谷翔平くんの活躍。彼は天風先生の本をなんども読んでいるらしい。
あの「笑顔」は、昭和の哲人が、伝授した慈顔なのだ。 感謝。