「しすい」と読む。千葉にあって、最近はアウトレットができて、東京からそんなモノ好きがあまたやってくる街。
養老の滝と同じように、孝行息子が酒好きの親父に酒を飲ませたいけど、金がない。
そんな時に、酒がでてくる井戸があった。そこが由来らしい。だから、酒もそばもうまい。
昔、ヨネクラボクシングジムが目白にあって、通っていた。
ときどき、目白にあった「坂田」に遊びにいった。
骨董好きには名にしおうお店だった。何年か前に緞帳を下げた。
主人は、ぼくと同郷で無類の蕎麦好きで、目白界隈ならず、全国の「うまいそばや」
を教えてもろうた。あるひ、「女主人だけど、最近よくいく蕎麦屋が近くにできた」
といって、道案内してもらって、自宅の一階を改装した蕎麦屋にいった。
女性が打ったにしては、角がたっていて、いいそばだった。
ちょうど、そば修行の途中で、ときどき池袋の天真庵でそば会をやっていたころなので、
「もしよかったら、そば粉の仕入れ先を教えてください」といったら、「酒々井のそば&そば農家」
を教えてくれた。そのお礼に、久保さんの黄瀬戸の蕎麦猪口を5個さしあげた。
以来20年近く酒々井のそばを使っている。縁とは不思議なものだ。
うちの常連さまの酒屋・「リカーショップすぎうら」から、今日の朝汲んだ酒が届く。
千葉県酒々井にある飯沼本家が醸す「酒々井の夜明け」。
白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり 牧水
クリスマスイブに、落語とそばと酒の企画をブログに書いた。
一日で満席になった。ごめん。