夕べから、東京は雨。お店の前においてある鉢植えの矢羽根薄や、つわぶきなども、新緑がきれいで
ピカピカと輝いている。5月はいいね。
火起こしで炭をおこし、羽釜でごはんを炊く。いつもは、余った炭を珪藻土七輪に移して、
炭火焙煎。
今日は少し違う。土曜日に「大型UFO」がやってきた。
これまでのUFOは、60グラムの生豆をいれて焙煎できる仕様だった。
朝焙煎したら、朝夕一回づつ二杯分の珈琲が淹れられることを想定していた。
「もうちょっと大きなUFOを・・」との声があちこちから聞こえてきた。
「効率」とか「大量生産」を優先してたら、デジタル仕様の今どきの焙煎機に軍配があがる。
久保さんと試行錯誤しながら、半年・・・・「一度に150g焙煎可能」な大型UFOが完成した。
爆ぜる音も、ポップコーン音がするし、チャフもほとんど飛ばずに焙煎できる。
今朝は、ごはんを炊いて蒸らす30分の間に、ブラジル・コロンビア・ガテマラ・モカを
焙煎できた。
♪馬手(めて)にごはんの炊ける香り 弓手(ゆんで)に珈琲の香り 馬上豊かな美少年(田原坂の替え歌)
能登の珪藻土七輪の「丸和工業」さんは、復興の途上にある。これから珪藻土がまたとれるかどうかにかかって
いるけど、このUFOが、なにか力になれば・・・と思っている今日このごろ。