朝、IT企業の社長から農業法人の社長に転職?した「まつもときよし」さまから筍が届いた。
7本。
いつもなら、仕込みをはやく終えて、徘徊散歩にいく日だけど、筍が新鮮で
「匂い立っている」(笑)。京都のが一番やけど、新鮮ならかわらへん!
平成7年に天真庵を池袋に結んだ。京都の長岡京に「画廊天真」の先輩がいた。
京野菜と、筍で有名な土地。しかも主人が、名にしおう「京野菜の達人」。
3月の中頃から4月の始めまで、東京で「南條観山展」をやっていた。
なんの前触れもなく、京都天真の主人が、筍をもって上京してくる。
挨拶もぬきで「台所かしてんか・・」。しかも筍を、畑に生えていた状態(けっして横にせーへん)
で新幹線の中でハグ?したまんまもってこられ、仕込みに入る。
米糠と赤唐辛子も、京都から同伴。沸騰して一時間。そのまま半日・・・(それから、またごっつ、こだわりのある工程・・
忘れたことにしている)(笑)そんなわけで、筍料理は鍛えれた!
やっぱり、「若竹煮」が一番ポピュラーだけど・・
昨日、お弟子さまから、新鮮な小松菜をもろうた。プランターには「木の芽」もある。
「よっしゃ、今日は筍の木の芽和えパスタをつくろう」ということに勝手になった。
小松菜を適宜、沸騰した湯につけ、ざるにのせ冷水でさます。ギューッとしぼって、包丁でみじん切りし、
すり鉢でする。プランターの木の芽も、てきとうにいれて、いっしょに擦る。
京都人は、白みそをいれて、品よく合えるところだが、わが家には「梅味噌」があるとばい。
それらを、すり鉢にいれ、あく抜きした筍の柔らかい部位を適当に切って、合える。
パスタを茹でる7分間に、木の芽和えをつまみながら、能登ワインを半本空けた(笑)
いただきものを組み合わせただけのパスタだけど、これまで食べてきたパスタの中で最高峰のパスタやった。
ちょうど昼に炭火で焙煎して、残りの炭を囲炉裏にいれ、鯛のカマを一時間かけて焼いた。
押上文庫に、座布団をあげたお礼にいただいたカマ。みんな原始的ぶつぶつ交換の成果物だ。
一日雨だったので、買い物にいかず、一円も使っていないけど、豪華な夕餉になった。感謝。
明日は「焙煎教室」。筍の根っこの固い部位は、油揚げといっしょに、きざんで、「筍ごはん」にする。
明日の教室は「焙煎」をやめ、「筍ごはんの作り方教室」にしようかしら・・?感謝。