犬もネコも、被災したんやね!

ゴールデンウィークになった。お店をやる前は、IT企業(昔は、ソフトハウスといっていた)
をやっていて、毎年ゴールデンウイークは、愛犬のチワワの元気もいっしょに、カメラをつんで東北を旅した。
今みたいに、「ペットと泊まれる宿」などないので、ボルボのワゴンの後ろ座席をフラットにして、
車中泊ができるようにして、全国を旅したものだ。今でもその経験が生きていて、全国どこでも移動できる車
の仕様になっている。今月、志賀町の仮設住宅がトレーラハウスになっていて、和倉温泉の
トレーラハウスのカフェと出会って、「これからは、コレだな」と思った。もちろん、新しいカフェなど
やるつもりはないばってん・・

昨日、筆子さんのスマホ(うちのはテレビがない)で「志賀町で被災したペットを、ジャニーズ系のタレントさん
がトリミングしたりする番組・・」を見た。ぼくたちも罹災証明をもらいにいった富来(とぎ)の役場が舞台だ。
ペットが家にいた場合、避難所には連れていけないので、自ずから「車中泊」になる。うちの近くの集落の
おばあちゃんも、ネコとふたり暮らしだったので、正月から車中泊を余儀なくされた。
ぼくは、読みかけの本を読みながら、その番組を横目で見ていたら、小さな「トレーラハウス」がペットの
宿泊所になっている映像が・・・志賀町の仮設住宅と同じ感じなので、きっと同じメーカーのものだと思う。
阪神淡路、東北、熊本・・・・そして今は、いつどこで大地震がきてもおかしくないくらい活発になってきた。
「やっぱり、トレーラハウスだ」と痛感。

昨日の夜は、妙高高原の道の駅で調達した「こしあぶら」(山菜の王様)を、てんぷらにして、五橋を飲む。
しめは、こしあぶらごはん。
3月4月は、被災した家の片づけ100%だったけど、来月は山の木々が、藤におおわれる季節。
縄文人は、それを花時計にしていて「そろそろイルカがやってくる」を察知し、みなで協力してイルカを捕獲し、
捌いて平等にわけ、イシルなど「醸す技術」で保存食にし、一万年もの間、争いもなく平和に生き暮らしてきた。
「能登の真脇遺跡」にいくと、そんな縄文人の魂が今も息づいている。
「魂は永遠だ・・・を直感していた縄文人には、不安や恐怖もないので、毎日が平和に暮らしていけた」んだと思う。
5月の能登は、そんな空気が漂う季節。魚も山菜も美味く、喰う気も最高潮になる。感謝。