能登は雪が降っています 日本海には北朝鮮からのミサイルが降ってきたらしいが・・

今朝は、朝からなごり雪が降っている。
冬用のダウンジャケットを着て、徘徊散歩。
いつもは、徒歩20分の中根酒店にいって、買い物をしながら
おばっちゃん(おじっちゃんは施設に入った)と、世間のよもやま話を
するのが楽しみだったけど、今回の地震で、どこかに避難している様子。
うちの集落の人たちも、ついこないだ水道がもどり、家に帰ってきたばかりで、
毎日家の片づけに大忙しだ。カフェやお店は、大事な「いどころ」やなと思う。

海を散歩。西田幾多郎先生は、京都にいたころは、「哲学の道」を歩いた(正確には、先生が歩いた南禅寺の近く疎水べり
の小径を、誰それとなく、そうよぶようになった)
先生は、思索をする時は、故郷の石川の海を眺めながら哲をした。

玄関に飾った版画は、芸大の長崎くんが、芸大の卒業記念の個展にだしたもの。
「みんなでお手伝い」とかいう題だった。少し皮肉な縁だけど、今の能登にピッタリのテーマだ。
そこに、西田幾多郎先生の言葉も、いれた。

人間というものは時の上にあるのだ
過去というものがあって
私というものがあるのだ
過去が現存しているということが
またその人の未来を構成しているのだ

(再)だけど、居間に飾った言葉と並べるて読むと、朝の茶がもっと沁みる。

非常時なればなるほど
我々は一面において落ちついて
深く遠く考えねばならぬと思う