月曜の朝は玉子かけごはん

5年ほど使っている「珪藻土の竈(かまど)」がだいぶひび割れてきた。
能登の家の倉庫には、あとふたつ在庫がある。
無事であることを、密かに祈る日々。
それよりも、珠洲で珪藻土七輪をつくってきた丸和工業さんが、
また始業できますように。。。

竈に炭を入れて、羽釜でごはんを炊き、残った炭を半分囲炉裏にいれ、
五徳に寸胴(大豆を前々日から水につけている)をおき、
味噌つくりの準備。残り半分は、小さな珪藻土の七輪にいれ、手回し焙煎機
をのせて、炭火焙煎をしている。玉子かけごはんを食べにくる人で、毎週この
焙煎したての豆を買って帰る人がいる。
今一段落したので、焙煎したての「ほぼぶらじる」を飲むながら、PCに向かっている。

味噌つくりもいよいよ終わりに近づいてきた。3月3日が千秋楽だ。
今年は天候不良のせいで、九州や能登の大豆の収穫が少なく、北海道産
のみを使っている。
昨年の能登は、梅も不作、たこも釣れず、秋のアオリイカもイマイチだった。
東京にいると、いろんな国や地方から食べ物が集まってきて、「お金」
があれば、不便なく買えるけど、「これでいいの?」と思うことしきり。

車麩を頼んでいる新潟の村上の方から手紙がきた。
いつもの2月は雪が多く積もるのに、今年は少ないとのこと。
雪下ろしの苦労は減るけど、気候変動がどうなるのか不安です、と綴られていた。
届いた車麩を「おでん」にして、そばのお弟子様にいただいた会津若松の地酒を
飲んだ。寒い国のものは、寒いからこそ、暖かい土地にはできない滋味がうまれる。
こころまで、あったかくなる晩酌やった。感謝。

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