珠洲の気骨ある女性写真家

先日、味噌つくりのタイミングで、お茶のお弟子様が読売新聞を
もってきてくれた。2月2日の朝刊。「能登という雑誌のカメランのことが載ってた」とのこと。松田咲香さん。
天真庵のHPには、「能登」という雑誌に紹介された時の記事がリンクしてある。
3年ほど前の冬。初雪がふる志賀町の我が家に松田さんがカメラを抱えてやってきた。家に飾ってある輪島塗や陶器や、絵などを
熱心に説明を聞いたうえで、真剣にシャッターを切っていた映像が脳裏に焼き付いている。「冬の日本海で焙煎する写真を」
に応えて、ねこ(一輪車)に七輪と焙煎機を積んで運んだ記憶も新しい。

彼女の家は、珠洲にあって、地震と津波で泥だらけになって、カメラ5台と10万枚以上の写真を
保存したハードディスクも壊れた。隣の家の70歳の女性は津波でなくなった。
「すこしずつ笑顔の写真が撮れたらいい」と、また知人にもらったカメラで、今の能登を
撮りはじめた。そんな内容の記事だった。

「能登はやさしや土までも」
自然によりそい、縄文人的な生き方を当たり前のように継承している能登人の笑顔を撮り続けるカメラマン。
「能登」の初年号は休刊する、と編集長からメールが届いた。先が見通せないような現状だけど、
またこの素晴らしい雑誌が復興することをこころから願っている。もちろん能登の人たちのやさしい笑顔とともに。感謝。

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