今日は味噌つくりが佳境 15時に閉店します!

今日は7人が味噌つくりにくる。そんな日になった。
土曜日曜は16時まで営業なのですが、今日は15時の閉店です。堪忍。

目覚ましより早く起き、散歩することがある。
いつも、蕎麦を打ち、珈琲の焙煎が終わると、香取神社にいき、
オリンピックで買い物する。
早くおきた時は、十間橋通りをまっつぐ歩き、浅草通りを渡って、左折する。
そこに小さな神社がある。
映画「パーフェクトデイズ」にでてくる神社。というか、奇跡的なパワースポット。

その神社の住職(実はこの役の女性は、そのまんま本当の住職が演じている)が、朝早くに落ち葉を掃く音で、役所広司の演じる平山が目を覚まし、布団をたたみ、身支度をして、アパートのドアをあけ、空を見上げる。トイレ掃除という単調な毎日の
中の「今ここ」の新たな刹那を喜ぶシーンがいい。箒で落ち葉を掃く。まさに寒山拾得(かんざんじゅっとく)
の拾得。ドイツ人のヴィム・ヴェンダース監督は、日本人の禅的な生活の中に残る「足るを知る」をテーマにこの映画を作ったのだと思う。

禅林や日本画家が、昔から好んで「寒山拾得」を描いてきた。京都のお寺の屏風や、茶室の掛け軸にも
よく描かれている。「ふーん、かんざんじゅっとくだ~」という日本人はまだましなほうだが、ほとんどが
そんなことに関心がなくなっている。高橋義孝先生は「寒山拾得を知らない日本人は日本人じゃない」といった。

寒山は、寒山詩を書いた。いつも紙と筆をもった構図で描かれる。
西條八十の「蘇州夜曲」の最後に♪鐘がなります~寒山寺。という詩の寒山。
拾得は、箒をもつ構図で描かれる。寒山がお腹がすくと、お寺にいき、掃除やまかないをする拾得(つまり典座⦅てんぞ⦆)に、おにぎりなどをいただきなながら、ふたりで、大自然の雄大さや、つかの間の人生などを語りあった。
粗衣粗食の清貧さ、みたいなものが日本人のDNAには刻まれている。
森鴎外の短編「寒山拾得」を読み、「パーフェクトデイズ」を観ると、パーフェクトに、そのへんがわかる!

そんなわけで、今日は典座よろしく味噌つくりに集中するため、15時に閉店いたします。悪しからず。感謝。

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