HPの「能登休み」は、明日から19日までになったままだけど、
能登へはいけそうもないので、明日から金曜日12日までは「お休み」にして、
今週の土曜日13日から営業することにしました。
能登町の「梅茶翁」から、メールがきて、能登の人たちの様子が伝わってくる。
梅茶翁も、名前からわかるように、梅林があり、その横に田んぼがあり、家の横に畑がある。
梅干しもそうだけど、発酵食品を主体の生活が、幸いして、非日常ながらも、つつがなくされているようだ。
田んぼを作る時、裏の山の水を田んぼと家で使えるようにした。今回の災害で一番大切なのは「水」だと
いうことがわかった。「靴」も大事。スリッパなどで避難すると、その後の作業などで苦労するみたい。
昨年の梅茶翁の忘年会の翌日、寒かったけど晴れていたので、梅の木たちの剪定をした。
「桜切るばか、梅きらぬばか」・・・の言い伝えのように、梅は花が咲く前に剪定すると、元気になる。
落ち込むような内容ばかりのメールの結びに、「昨年剪定した梅の木に梅のつぼみ」
というタイトルで、可憐な梅のつぼみの写真が添付されていた。
梅は「うみなさい、新しいことを始めなさい」という言霊をもつ木。どんなに環境が厳しくても、
頑張って生きなさい、というメーセージが聞こえた。
昨日もお見舞いをかねたやさしい人たちが千客万来で、そばが途中で売り切れ、
夕飯は、残った囲炉裏に鍋を置いて、「正月用」にと買っていたなんやら豚の冷凍を使って、鍋にした。
今回甚大な被害にあった輪島の清水酒造の「能登誉」を一杯飲んで、能登の人たちの無事を祈る。
今朝は、囲炉裏の灰に埋もれた残り炭をだし、夕べの鍋でおじやにした。おじやには、梅干し。少し寒かったけど、
いつも使うアラジンストーブは、使わずにそば打ちをした。
東京にいると、「水」も「ガス」も「電気」も、お金を払えば、当たり前のように供給される。
でも「まさかの時」がくると、そんなものはお金があっても、買えない。
先日「味噌つくり」のメールを筆子さんがだした。返事にも「お見舞いメッセージ」がいっぱい添付されているみたいだ。
みんなで協力しあって、「味噌をつくる」「梅仕事をする」「そばを打つ」・・・今まで以上に気合がはいる。
昨年、うちの集落の集会所で、「そば会」をやった。3月にはもう一度やる約束をしている。今は避難所になって、
集落の人たちが、寒い中身を寄せ合って生活をされている場所だけど、3月にはまた笑いながらそばを食べ、団欒の時を
過ごしたいと願っている。
今日は12時から16時まで営業。それから「そば打ち教室」「UFO焙煎塾」
うちの焙煎教室で使う「UFO・・」は。今回甚大な被害を受けた珠洲の珪藻土でつくっている。
昨日生き埋めになっていた90代のおばあちゃんが救助されたところのすぐ近くに「丸和工業」さんがある。
珪藻土七輪で焙煎をするたびに、ガラガラという音にあわせて、般若心経を唱える毎日。感謝合掌。