24日は、お仕覆(お茶道具やお花の道具などを、包む巾着みたいなものを作る教室)
の後、ちくちく女子たちとクリスマスパーティー。
ぼくは、前の日から「おでん」を用意する担当。能登おでんと同じく、能登の椎茸、アゴ、昆布
で出汁をとり、麩、豆腐、こんにゃく、玉子、練りもの、じゃがいも、などを囲炉裏の上で
ことことと煮る。能登や九州のおでんには入っていない「ちくわぶ」もいれた。
雪で到着が一日おくれた「遊穂」を飲みながら、一年をあれこれ、子供世代の女子たちと
談論風発。
彼女たちが持参してくれた「31アイスクリーム」のアイスクリームクリスマスケーキも美味しかった。
ぼくは昭和31年生まれだけど、「31・・・のクリスマスケーキ」は、生まれて初めて食べた。
「モスチキン」も初体験。紙につつまれていて、油で手が汚れず、そのままビールが飲めるのがいいね。
喫茶店をやっていて、お客さんも若い人が増え、新しい体験ができるのが、たまらなくいい。
26日は、後楽園ホールでボクシング観戦。後楽園の駅が大混雑していた。同じ日にやる井上の
世界戦は横浜だし、野球はオフなのに・・・と思いながら、後楽園ホールのエレベータの「5」
を押して、ボクシング会場へ・・・
ボクシング仲間のT医院長がきて、「ドームで、セクシーゾーンのコンサートやっているので、駐車場が大混雑」
とのこと。さすが、たまちゃん(浅草芸者をした後、幇間芸をやって、2018年に旅立った。医院長とこと天真庵
の常連だった)が、「私、セクシーゾーン大好き」とうそぶいていたので、顔も歌も知らないけど、
今問題のジャニーズのアイドルグループであることだけは、ふたりともわかった。
昨日は、板橋の歯医者。先々週に、クルミパンを食べていたら犬歯が抜けた(正確には、接着剤でとめていた、その
接着剤が寿命だった。)昨日は歯の年末大掃除。
その足で、銀座の「隕石直売所」に、年末の御挨拶。ぼくの焙煎する「ほぼぶらじる」を、一番多く買ってくれる
とこ。そこのカップ類なども、ほとんどが久保さんがつくっている(笑)
令和の「銀ぶら」は、「銀座でほぼぶらじるを隕石カップで飲む」の略。
王子は半分宇宙人。残り半分は九州人。「来年もよか年にするばい」といって握手。
銀座もごちゃまぜ民族があまた闊歩していて、昔の風情はなく、いきつけの骨董屋に顔をちょこっとだして、
押上にもどって「年越し珈琲」を焙煎していたら、IT時代にいっしょに仕事をしていた社長が、ひょっこり
きたので、焙煎したての珈琲を飲みながら、プチ同窓会。
彼は73歳。ぼくがソフトバンクの商品部でバイヤーをやっていたころ(昭和57年ころ)、彼の会社の年商は、
ソフトバンクとかわらないくらいあった。一手を間違えなければ、きっと上場できたのに、
今は引退されて、悠々自適な老後。九州出身なので「今はなにしよーと?」と尋ねたら、「これから渋谷のカフェで
チャットGPTの講習会ちゃ」とのこと。もうすぐ後期高齢者なのに、まだファイティングポーズをとっている。
「またいっしょに仕事しよか?」というと、「野村さんはITより、喫茶店のほうがあっとうばい。ときどき
ブログを拝読しながら、『うらやましい』と思っとーばい」といって、渋谷にむかった。
僕は残った珈琲を飲みながら、女子たちが置いていった「森山直太朗」の新作CDを聴きながら、居眠りのたりのたりかな。感謝。