年越しそばを自分で打つ。年越し珈琲も自分で焙煎?

ぼくは北九州の小倉で生まれた。「小倉駅のうどん」を筆頭に、うどん文化圏だ。
だから「そばや」という専門店はなく、うどんやでメニューの端っこに書いてある「そば」
を食べるか、井筒屋デパートの食堂でたべるくらいしか方法はなかった。
でも、井筒屋では、チャンポンとホットケーキの印象が強くのこっていて、「そば」
を食べた記憶は皆無だ。

でも大晦日は、「年越しそば」を家で食べた。かしわ(にわとり)と干しシイタケで出汁をとり、
かまぼこ、刻み葱などを加えた暖かいそばが、我が家の年越しそばだった。
そばは「つなぎ」(小麦粉など)を使って打つ。みそかに「来月もお客さんとつながっていきますように」
という縁起から、商人たちから広がっていった文化。京都では毎月のみそかには、「きらず」を食べる風習がある。
縁が切れませんようにと、別名「おから煮」を食べるならわしだ。

今日営業が終わったら、能登へ帰る。
帰ってきたら、年越しそばの準備(もうすでに、かえしなどの仕込みに入っている)。
今年は「年越しそばを自分で打つ」に手をあげた新人女子が、5人ほどいる。
「毎年暮れにだけ打つだけだと、ババあになるまで、うまくならないよ」と念を押すのだが
「来年新しいコトを身に着けたい」と、けっこう真剣な顔をするので、しぶしぶOK牧場にした。
今年はUFOがいっぱい嫁いだ。ぜひ「年越し珈琲を自分で」が、日常茶飯になりますように・・・

二刀流の大谷選手がドジャーズと契約したらしい。
ぼくには、どこからもオファーがこないばってん、来年も「そば」と「珈琲」の二刀流が続きそうだ。感謝。

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