「黒島・福浦アートプロジェクト-北前船がつなぐ文化交流-」が、明日まで開催されている。
昨日は雨が降って、午前中は停電をひさしぶりに体験した。蓄電池が3つあって、前日まで好天気
だったので、どれも100%満タンで、そこにPCとラジオをつないで凌いだ。
午後に復旧したので、輪島の「じんのびの湯」でひとっぷろ浴びて、そこから車で2分ほどの「黒島」
にいき、傘をさして、アートを堪能した。
福浦というのは、志賀町のキャラクターの「あかりちゃん」のモデルになった日本一古い木造の灯台が
ある港。荒ぶる日本海を航海する北前船の「風待ちの港」として栄えた。映画「リトル・マエストラ」の
舞台にもあった。まだ無名だった有村架純ちゃんがかわいらしいヒロインのマエストラを演じている。
監督は、角川日本映画エンジェル大賞受賞作品『チェスト!』の雑賀俊郎。彼は「九州気骨の会」のメンバー
でもあり、若いころ何度か飲んだことがある。
黒島のコンシェルジュのカフェに、気持ちのいい青年がいた。9年前に移住して能登島に住み、3人の子供
と奥さんと、能登暮らしをされているらしい。リュックに忍ばせていた「ほぼブラジル」を渡して、
「『ウッシッシー 黒島珈琲』(UCC 上島珈琲に対抗)を、誰か若い人がやるなら、手伝いますよ」
といってわかれた。北前船で栄えた豪商の家の蔵を改装して、静かに珈琲が飲めるカフェ・・いいな~ぼくがやろうかな?
「もう東京に住む意味あるのかな?」という若い人たちが、能登に住み始めている。
そのカフェの近くに「若宮八幡神社」がある。これも九州と縁がありそうな神社。
そこには、荒海を航海した男たちの安全を祈願した「船絵馬」が多く残されている。
先日の停電中のラジオのニュースが、「下鴨神社の絵馬」のことを伝えた。
個人情報に神経質な時代のため、絵馬に書いた名前と住所のところを隠すテープを用意しているとか?
若い女性の絵馬の祈願は、「恋愛成就」が圧倒的多いそうだ。続いて「学業成就」「金運あがれ」だそうだ。
外国人が英語で書く絵馬は「世界平和」とか、個人の欲を超えた内容が多いみたい。
ホストクラブにいれあげて、多額な借金をする若い女子が国会でも問題になっている。
え~ま~ いらぬお世話かもしれんばってん、もうすこし遠く水平線でも見てみんしゃい。
能登島がモデルになった「ひょっこりひょうたん島」のテーマソングが聴こえてきた。
♪・・・丸い地球の水平線に なにかがきっと待っている
苦しいこともあるだろさ 悲しこともあるだろさ
だけどぼくらはくじけない
泣くのはいやだ 笑っちゃおう 進め
ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島