今回は松代インターで車中泊。12度だった。
先月は30度あったので、妙高あたりまで走って寝た。
翌日上信越道の新井PAにいき、スマートインターチェンジでもあり、
歩いて「道の駅あらい」までてくてく歩き、「すき家」で朝定。
東京にいる時は、歩いて「吉野家」で朝定食もあるけど、田舎(能登)
には、歩いていけるお店はない。ごはん、みそ汁、納豆、お漬物、卵
などがついて、ワンコインで食べれるのは、「感謝」だと思う。同じ業界にいて「スゴイ」と思う。
すき家の並びに「ひだなん」(こないだまで、ひなだん、と思っていた)にいく。
季節の山菜とかキノコが並んでいる。ならたけ、とか、ヒラタケなどをカゴにいれ、レジへ。
レジの横に新米でにぎったおにぎりが、150円で売っていた。
おばあちゃんがにぎって、ラップでつつんだ簡素なもの。行儀がわるいばってん、立ち食いしながら
駐車場にもどる。「新米」というと、経験の少ない若者みたいな比喩に使われるけど、こんなに
おいしい食い物はない、と思う。これからでる大根も、ダメな役者などに例えられるけど、
おでん、煮物、みそ汁の実、そばや鍋の薬味・・・やっぱり千両役者じゃない。
昨日は、そのキノコを使って「キノコ鍋」をつくった。
囲炉裏に炭をおこし、鍋と横に鉄瓶をおき、久保さんのひだすきの徳利に「亀泉」(能登の地酒)
で燗酒。ラジオのニュースは、「石川県・富山県・新潟県で熊の被害が過去最高」とつげる。
能登に真脇遺跡という縄文の遺跡がある。どうして縄文人たちは、北陸や寒い東北に住んでいたんだろうと思った。
都会の人は、便利な生活に慣らされ、洗脳され、「田舎」、しかも北国を忌み嫌う傾向にあるけど、
これから「ぶりお越し」の雷がなるたびに、あぶらがのってくるブリや魚のうまさイカタコの美味、山菜やキノコのうまさ・・・
筆舌を超えた次元の「宴」ができる唯一の地である。冬が最高。そして雪の冬は、動物たちの足跡が残り、狩猟がしやすくなる。
ジビエ、というのも都会ではお洒落な食材になりつつあるけど、まず彼ら(くま、いのしし、しか・・・)の棲む環境を
壊さないようにこころがけないと、人が人を殺す戦争の先に、人が人を喰らう、ような未来になりかねない?
ジン(人)ビエとかいうのだろうか?