15日にオズマガジンが発売された。「押上・曳舟・向島」特集。(オズマガジンは、大きいのと小さいサイズの2種類あるのね。
先日スカイツリーの中の本屋で発見してそれぞれ買って、久保さんには、大きいほう、お店用に小さいサイズ。値段はどちらも850円。
女性は携帯して散策するので、圧倒的に小さいほうが売れるらしい)
かわいらしいモデルさんが、表紙でキラキラ商店街のコッペパン屋をのぞいている。
30代までの女子がターゲット。この界隈が好きだった「墨東奇譚」を書いた永井荷風先生
は「40代はおばあさん」と書いた。今なら炎上しそうな・・・・お話
そんな若い人向けの雑誌に、67歳になる骨董屋みたいな「そばや」(主人が骨董?)が紹介された(笑)
同じページに紹介されたスパイスカフェのシェフも50代になり白髪が増えた・・
そんなわけで、昨日は20代30代の女子があまたこられ、そばが2時間ちょっとで売り切れごめんになった。
いつものようにそれから「ガレット」を焼き続けるハメになった。でも若い女子たちは、自然に「おいしい」
と叫び、久保さんの志野のガレット皿をみて「かわいい~」を連呼していた。
少し余裕がある時は「かわいいちゃうねん、シノ(志野)ゆうねん。」とかいって教えてあげるのだが、昨日は
閉店まで忙しく、そのままだまってガレットを焼いた。
お店が終わってメールをチェックしていたら、能登の「TOGISO」のオーナーのSくん(40歳になったばかり)から・・
彼は東京で不動産関係(といっても、ITを上手に使いながらユニークな発想で楽しくやっている)仕事をしながら、能登の赤崎という小さな漁村の古民家を買って、民宿&カフェをはじめた。
管理人のMちゃんも、毎月東京と能登を往復している。カフェの開店日は、不肖のむらくんが「一日店長」をまかされた。
「能登」という雑誌の最新号は「能登に泊まる」。そこに掲載され、また最新号がめちゃくちゃ売れているらしく、
TOGISOも大忙し。
話は前後するばってん、昨日きた若いカップルさんたちに「遠くからきてくれたん?」
と聞くと、「いえ、近くのマンション」というカップルが二組。一組は、徒歩3分あたりのマンションで
1LDKで、18万。一組は押上の「エキチカ」の1LDKで20万を超すらしい。
ちょうど、ぼくのそばのお弟子様で、一昨年に埼玉のおばあちゃんの棲んでいた空き家に引っ越したくんが、
家族4人でそばを食べにきていて・・・「ぼくたちが住んでいた押上駅前の1LDKも20万でした」とのこと。
2007年に押上村で天真庵を結んだ時には、スカイツリーもお洒落なカフェもなく、駅から徒歩15分も
歩いて、スパイスカフェでカレーを食べたり、うちでそばを手繰ったり、が押上村散歩の基本やった(笑)
10年ひと昔。15年はふた昔。15年前に近くのマンション(2LDK)に住んでいた時の家賃は、15万やった。
池袋の自宅兼仕事場の家賃が50万だったので、「安い」と思っていたけど、今だと1LDKにも住めない・・
20年以上も給与があがらない国で、こんなに物価があがっている最中、みんなよくこの東京砂漠で生きているな~
と痛感した日。
今日も12時から16時まで営業。
それから「そば打ち教室」「UFO焙煎塾」二階は「ゆるゆるヨガ」
明日の朝(8-10)は「卵かけごはん」 オズマガジンに月曜日のことも記載されていたので、奇才を発揮しなくちゃ。感謝。