究極の玉露を能登の霊水でいれた。

毎日、玉露か煎茶をいれている。
昔、東京で「無茶しぃの会」というお茶のお稽古をしていた。
そらからこっち、故郷の福岡の星野村の玉露(OR煎茶)を飲んでいる。
今年の新茶は、いつもより味がしっかりとして、甘味と滋味がバランスよく、
毎朝「幸せ時間」を堪能している。

先日、織田流煎茶道の同心で、5年前に京都に移住した先輩が、そばを
手繰りにこられた。お土産に「奥の山」という堀井七名園の玉露をちょうだいした。
茶入れに入って、いかにも高級そうな玉露。関西の人は「これいくらやと思う?」
と質問する時、「1000円」と答えると、「500円や。安いやろ」と、「安い」ことを自慢する傾向がある。
関東に長い先輩はやっぱりまだ関東人(笑)「いくらやと思います?」というので、「30gね~ 3500円?」
と答えると、「そのくらいと思うでしょう。これは5000円」といって笑った。
京都の土産といえば、「阿闍梨餅」でも大喜びの小生、そんな高いもんを買ってきてくれはった先輩に一礼。

昨日は東京から若い女子が「能登で始める三日坊主の無茶修行」のお稽古にやってきた。
飛行機とレンタカーを使って能登まで・・・・いったいいくらかかるんやろ?でも本気モードなので教えるこっちも真剣モード。
到来ものだけど、「奥の山」を、久保さんの宝瓶(ほうひん)でいれる。温度は40度(と、お茶の中のトリセツに書いてあった)
ぼくは、関西人でも関東人でもないので、値段はいわんかったばい。
でも、客人は目を丸くして「おいしい」と唸った。冷蔵庫にガラスの急須でひやした煎茶も飲んだ。
その後は「和っち珈琲」。家庭でも気楽にできる水だし珈琲。お茶も珈も能登の「藤瀬霊水」を使う。
けっこう贅沢で「ゆたか」を感じる「能登のお茶時間」。

天真庵のHPの「能登で始める三日坊主の無茶修行」には、6年くらい前に、真脇遺跡の縄文の家で
やったお茶のお稽古の写真がのせてある。家の真ん中に「火」(囲炉裏)を置いて、煮炊きをしたり、
暖をとったりした「縄文なるもの」は、現代の私たちのDNAにも組み込まれている。
囲炉裏をつくるのは、マンションなどでは難しいかもしれない。でも畳の間に、ちゃぶ台でもあれば、
「茶」を楽しむことができる。安岡先生の本を貸した珈琲のお弟子さまから「魂のこもった茶を楽しみたい」
とメールがきた。「立命」を感じるメール。
「自分でやりたい、と思うことをやる」のが一番。たとえ、その道で成功しなくても、それでいいのだ。感謝。

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