昨日、アイスノンの首にまくやつが届いた。
冷凍庫で冷やし、細いタオルの中にいれて、首にまく。
夜寝る前に新兵器を首にまいた時は感動したけど、冷やす時間が足りなかったのか、
夜中に暑くておきた。冷静に考えたら、夏にマフラーをまいたような状態だ。
台所にいって、マフラーをはずし、冷蔵庫の中に冷やしてある「還元茶」を飲む。
東京では、星野村の玉露を還元くんにいれて、水素茶をつくり麦茶でブレンドする。
能登の家では、到来ものの中国茶などをいれて飲んでいる。
茶も嗜好品だけど、やはり中国茶よりは、玉露のほうが美味いと思う。
そこで今朝は、加賀棒茶を隕石急須で入れ、そのまま冷蔵庫にいれて冷やしている。
先月、銀座の「隕石直売所」の王子から、「隕石入りの急須でお茶をだしたい」との
依頼があって、久保さんにお願いした。銀座の松屋の裏手にある「隕石直売所カフェ」(Star Comes Coffee Powered by BigBang)に置いてある。
青木木米もびっくりするような素敵な急須ができて、能登の家にひとつもってきた。
それで、玉露や煎茶を淹れると、一味違う茶ができる。お茶は「生命力」がないと飲む意味がない。
お茶の葉、水、急須・・できたらお茶碗まで、気に入った作家のものを使いたいものだ。
もちろん、能登では、七尾の「藤瀬霊水」を汲んできて茶や珈琲を淹れている。
「明日で地球がおわる」というような時に遭遇したら、気のおけない仲間たちと、最後の茶会を
する時に道具が揃った。
井伏鱒二先生は「男の胸のなかには、婦女子にはわからない『磊塊(らいかい)』というものがあり、
酒はこの磊塊にそそぐもの」だとのたまった。しかも酒器は「備前の徳利に、斑唐津(まだらからつ)のぐい呑みがいい」と。
今どき、「婦女子にはわからない」というのは、時代錯誤の感があるばってん、お茶けも、できたら
「隕石急須に斑唐津の茶わん」というのもアリかな・・・そんなことを思ったりする夏。感謝。
客の至れば 泉を汲んで 茶を烹(に)る 蘇東坡