東京と温度的には変わりないけど、車の排気ガスやエアコンの室外機からの熱風
や、コンクリートが少ないのいで、すごしやすい。
まだエアコンは、一度もいれていない。正確にいうと、エアコンを設置していない(笑)
でも、網戸をあけていると、涼やかな風が吹き、夜中は虫のすだく声や、ふくろうの声
が聞こえてくる。そうすると、苦労しなくて晩年が迎えられる(不・苦労)か?
なんていう気分になる。
今朝は、♪ちんからかんから隣の港までタコ釣りにでかけたら、漁師のおばあちゃんが横眼で睨む・・・やりたいな・・(やりたくない・笑)。あわびやさざえの漁がお盆前で忙しそうだ。
捕ったさざえやあわびを、青いビールケースみたいな籠にいれ、ロープで海水につけている。
いわゆる、塩抜きをしている。そうしてニ三日してから、軽トラにのせて、市場に売りにいくみたい。
ぼくらのように移住組みは、漁業権がないので、もぐってさざえなどをとってはならない。
でも、毎年この季節は、近所の人たちから、はんぱないおすそ分けをいただき、昨日と今日で
100個近いさざえさんが、届き、昨日は友達からもらったジェノベージェとあえた「さざえのスパゲッティー」
を作った。野菜は朝どれ(隣のおばちゃんからもらった)のナス、オクラ、みょうが・・・・プラス キャベツの味がした。
久保さんの志野の丸皿に盛ると、まるで「海が見えるイタリアンで夕食」している気分。
能登ワインを切らしているので、キンミヤの珈琲焼酎を飲む(笑)
ここで問題です(よじごじdaysの影響?)なぜキャベツの味がする?
(答え)
ニ三日、塩抜きのためケースに入れられたサザエは、断食状態になる。
悟るサザエもいるかもなんばん?ばってん、身がほそるので、この辺の人たちは、
ケースの中に、オアサなどの海藻や、キャベツをエサとして入れる。
いただいたサザエのケースには、アオサは残っていて、「ここのさざえさんは、キャベツが好きみたい」
と、おばちゃんが笑っていた。しかも青くてやわらかいのより、芯に近い薄色の葉を好むみたい。
いわれてみてわかるけど、常識というウソ、ここの暮らしの「あたりまえ」のレベルの高さに、
うちひしがれること多しだ。
今朝の朝食は「ガレット」。タコが釣れたら「あこがれのタコガレット」になる予定だったけど、
スタンダードなチーズとのりのガレット。
さざえを入れてもいいけど、貧乏な都会暮らしが長い影響か、「贅沢なので、サザエは夜にしよう」
と冷蔵庫に入れた。ホボブラジルとパラダイス酵母のリンゴジュース。
能登にきて3日目。まだお金を一円も使っていない。でも「ゆたか」な毎日。感謝。