京都時代、毎日毎日「からふねや」で珈琲を淹れていて、授業にはほぼ
でていない。でも「英米文学研究会」に入っていて、コンパなどにはよくでていた。
ぼくは法学部だったけど、同じクラスのIくんをむりくり同じサークルに勧誘した。
そして、ふたりで酒の席で肩組んでこのへんな青春歌?をうたった。
まじめなIくん(弁護士になるのが目標やった)を良からぬ道に誘ってしまったと、しばらく反省していたばってん、
今ではIくんは、上場会社の社長をやっている。引退したら京都の鴨川あたりで、また肩
組んでこの歌を歌おう、と思っている。
♪ちんから かんから 学校さぼって 御所にいけば~
同女(同志社女子)のおねえちゃんが 横眼で睨む
やりたいな やりたいな やりたいやりたい やりたいな
どうじょの おね~ちゃんと 合コン(ほんまは、違うこと)やりたいな~
「よかちんぽ」と同じように、スマホもカラオケもない時代、若者たちは酔っては、
そんな珍歌を歌って、ウサをはらしていた時代。いい時代やったな~
先週、関西弁のおねえちゃんが、そばを手繰りにきた。
しめの珈琲を飲んだ時に、「なんか懐かしい味がしますわ」と、京都訛でのたまわれた。
「京都か?」と尋ねたら、「大学がドウジョでした」とのこと。思わず♪ちんから・・・
を歌おうとしたけどぐっとがまん・・・
学生時代に、「からふねや」の珈琲を飲んでいたらしい。
そして「この珈琲をテレビで紹介したい」とのこと。「え、またテレビ」
と思ったばってん、またありやなしかが、微妙なお年頃になったので、「ええで やろか」と承諾した。
そんなわけで、ドウジョのお姉ちゃんと、テレビをやることになった。
木曜・金曜・土曜・・・・3日連続で、テレビの収録をお手伝いさせてもろうた。
「お店の紹介」とか「自慢のメニュー」とか、そんな宣伝の次元を超えて、「創」というか
魂の籠ったもんが、できたように思う。たぶん、それがいろいろカットされて、3分とか5分の
番組になると思うばってん・・・
今日16時まで営業。明日から能登休み。19日(土曜)から通常営業。
8月16日(水曜日)のテレビ東京の「よじごじDays」でお披露目される。
78年目の敗戦記念日に、築78年の古色蒼然の長屋茶房が紹介されるのも、何かの縁だと思う。天恩感謝。