亀戸ホルモンで暑気払い

水曜日は、歯医者。
20年住んでいた上池袋に、20年通った歯医者がある。
押上に住み始めて16年になるけど、やっぱり、寿司屋とか
歯医者は、なじみのほうが何かといいので、通い続けている。すしやは「いわもと」(元日本チャンピオンでヨネクラボクシングジム
出身の岩本さんがやっている大山のすしや)
クリーニング屋のおばちゃんとか、散髪屋のオヤジさんたちと
すれ違うと「元気そうね」とか「テレビで見たよ」なんて声をかけられる。

歯医者の後は、池袋の「一栄」(ぼくの名前と逆で、高橋さんと同じ一茶庵で修行)でそばを手繰ったり、
ぶくろの散策をするのがならわしだけど、あまりに暑く、命にかかわるといけないので、古本屋で本を買って、
地下鉄にのって帰る。錦糸町で降りて、いつものように付近を徘徊散歩。
リュックの中には、能登の「藤瀬霊水」をペットボトルに入れてしのばせているけど、玉のような汗がふきでる。

京都時代は、暑い夏に、天下一品のラーメンを喰ってのりきっていた。錦糸町にもあるばってん、それではばてるけん、
亀戸まで歩いて、亀戸餃子の並びのホルモン屋(その界隈には、いっぱいホルモン屋がある)に入り、
ビールを注文し、おっぱいからはじめ、いろんな部位のホルモンを堪能した。
七輪を机の上において、炭火で自分で焼くスタイルで、サラリーマンから、元サラリーマンやら、若い女子
たちも多く、36度近い温度の中で、汗をかきかき、暑気払いをしている。
夏はこうでなくちゃ・・・

帰りは、押上までスキップ、とはいかないけど、散歩しながら帰る。
途中、Yという寿司屋あり。ときどきいくけど、そこの主人が無類の蕎麦好きで、週に一度は電話が
かかってくる。なんか、そんな予感がしたら、携帯がブルッた。
「明日やってますか?」と主人からだ。「水木は定休です」といったら、笑いながら「わかっているけど、そばが食べたい」
とのこと。引き返して、寿司をつまもうか?とも考えたが、おなかは、おっぱいとか食べたんで、いっぱい。

飲食店というのは、ほんとうは休んじゃいけない商売だと思う。
でも、コロナの時から、「自分のペースで、好きなようになろう」と決めたので、しばらくは、このペースで
いこうと思う。そばが打てなくなった時は、緞帳を下げる時。

昨日は、珈琲豆を4時間くらい焙煎。なんだか、お豆の注文が多くなってきた。
骨董屋からお茶道具が届いたので、「和っち珈琲」の道具を自作。
50gの豆を深煎りし、サイフォン用の細かさまで挽いて、500CCの水で水出し珈琲をつくる。
できあがりは、400CCちょっと。
ハンドドリップした珈琲を冷やして飲む、とは、似て非なる美味さ。玉露を飲むときと同じように、
体の細胞の隅々まで珈琲が染みる、という感じ。
炭で汚れた手を石鹸で洗う。この和的な珈琲が世界を席捲する日も近い?感謝。

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