あしたのジョー メモリアル2023

昨日は、後楽園ホールにボクシングの応援にいく。
「あしたのジョー メモリアル2023」というイベント。
後楽園ホールの入口のショールームにも、「あしたのジョー」
と、その日リングにあがる選手たちの写真を掲載したポスターが貼ってあった。

20代の若い女子に、「写真をいっしょに撮ってもいいですか?」
と声をかけられた。「え、ぼくと?・・・」と、思いながらいず前を整えていると、そのポスターを背景に自撮りポーズをはじめたので、
その意味がわかった。ぼくがポスターの前に立っていると、背後霊が写るんです、のオカルト写真に
なるので、邪魔だということだ。

昨日の4回ボーイの試合は、タンカーが二回もリングにあがるほど、すさまじいKO戦やった。
生年月日が2000年前後の若者たちが、生死をかけて裸で闘う過酷なスポーツ。
はじめて、後楽園ホールにきたのが、大学受験の時なので、半世紀近くボクシングを観戦し、
40代の10年は、ヨメクラボクシングジムにて、選手といっしょにボクシングをしていた(正確にはボクササイズ)
こともある。

第六試合は、一力ジムの斉藤司くんと、角海老ジムの中井龍くん。
斉藤選手は、新人王をとったり有望な選手だったが、移籍(ボクサーがジムをかわる時に、いろいろややこしい法律がある)
で裁判になり、7年のブランクがあいた。車いすの奥さんと、3人の子供を、コンビニでバイトしながら生計をたてていた。
そして、昨年の11月に7年ぶりにリングにあがった。ボクシング仲間の医院長が移籍前から応援していた関係で、
その復帰戦もリングサイドで応援。昨日は、残念ながら、TKOで、負けてしまった。
残念会を、ホールの二階の中華でやり、いつものように、医院長の運転するベンツの助手席にのって押上までおくってもらった。
いつもローリングストーンズが流れている。御年71歳の元気じいちゃん。試合前のオカルト写真事件の顛末を話すと、
「歳を重ねるというのは、いろんな未知の実験をやっているようなもんですね。」といって、大笑いされた。感謝。