国民総移住が始まった?

昨日はそんなことを感じる一日やった。
朝いちばん、友達が「戸隠に古民家を見に行く」、と元気な笑顔で旅立った。
前から松本とか、界隈の古民家物件を見に定期的に長野に通っていた。
どうやら、機が熟したようだ。

午後、香取神社の近くにアトリエがあるMくんが、「那須に移住することになった」
と挨拶がてら、そばを手繰りにきた。「将来はカフェみたいなこともやってきたい」
というので、UFOを使って、とびきり美味いアイスコーヒーをつくる技を伝授した。
なにをかくそう、彼が、UFOの最初の購入者。モカマタリの生豆をいっぱい買っていかれた。

そして、閉店後の「そば打ち道場」の時、師範代な風格のそばもんになったお弟子様が
「佐渡に古民家を買いました」とのこと。その古民家の納屋にあった漆塗りの「おかもち」を
持参して、手打ちそばを入れて、出前にいくように帰っていった。佐渡おけさでも聞きながら、そばを手繰って
みたくなった。
なんとも、うらやましい人たち・・・・・・こちらは、2か所暮らしが6年目に入るけど、
最近は家の修理や片づけも一段落、器や絵などもおおかた能登の家におさまったので、すこし手持ち無沙汰ぎみ。
京都の花瀬あたりの古民家でも見つけて、「三か所暮らし」に挑戦しようか・・などと企んでいる。
でも、あちこちにお弟子さまが移住を始めたら、それこそ、そこをまわるだけで、「ノマドな生活」
になるかもなんばん。

今日は16時まで営業。それから「そば打ち道場」「UFO焙煎道場」
二階では「ゆるゆるヨガ」  ぼくは、女子たちがヨガってる間に、そばの準備をしながら「カレー」
を食べる日。ちょっと水かげんをあやまり、ごはんが「ゆるゆる」になった。こちらも坊さんみたいに
「おかゆ」にしてみようかな?

明日の朝は「卵かけごはん」
週に一度だけ、能登の珪藻土の竈(かまど)で、炭火を使ってごはんを炊く。
そのごはんは、冷めてもうまいし、おにぎりはもちろん、炒飯や雑炊にしても、異次元の味。

異次元といえば、「異次元の少子化対策?」がかしまし娘だ。
どの政策も「お金を渡しとけば、子供も増えるだろう」みたいな、うわっぺらなものに感じてならない。
ベトナムの少数民族の部落を旅したおじいちゃんが、現地のあふれんばかりの若者のいとなみを見て
「どうして、こんなに若者がいるのですか?」と尋ねたら

1・テレビやスマホは、極力みない
2・男は朝から酒を飲んだり遊んで、英気を蓄える(武田鉄也みたいな子供が増えそうやけど?)
3・子供たちは財産なので、血のつながりを超えて、見守り育てる

と答えが返ってきたらしい。少し前の時代にもどしていくことが大事。「今」という時代そのものが異次元なのかもなんばん。感謝。