冬にもどったり、夏日になったり・・

おじさんギャぐではないばってん、京都に「冬夏」というお茶の喫茶店がある。
御所の近くの古民家を上手に改装して、いろいろなお茶が楽しめるサロン。
O女将(大女将ではない。まだ若い)は、天真庵の「お花の教室」で、ぼくといっしょに花を習っておられた。
故・原田先生の愛弟子のひとり。

20度を超すと、ビールが美味しくなる。
同じく、ホットコーヒーとアイスコーヒーの出かたが半々になったり。
焼酎のお湯割りやそば湯割りよりも、クロキリオンザロックなどが欲しくなる。

先週は、炭火や石油ストーブを使ったりしたけど、昨日あたりから、ビール
の美味い気温になった。
20度以下だと、能登牛筋カレー蕎麦、牛筋そば、花巻など暖かい蕎麦が圧倒的にでるけど、
こえると、ざるそばや、梅おろしそばの注文が多くなる。

そんなわけで、20度を境に、仕込みとかがかわってくる。
でもそろそろ石油ストーブはいらなくなりそう。
焙煎があるので、能登の珪藻土七輪は、春夏秋冬活躍するばってん。
炭火というのは、夏でもおきていたら、気分がいい、というかお部屋の気がいい。能登には「火様」(ひいさま)といって
300年以上も燃え続ける火がある。
チンして熱燗するのと、炭火の上に鉄瓶を置き、中にチロリで酒をお燗にすると、似て非なる味になる。

熱燗に一番適した酒肴は「そばがき」。主人の手がとられるので、人気店ではメニューから消えた。
40gの蕎麦粉に120CC。1対4が、黄金比。雪平鍋に材料を入れ、泡立て器でガシャガシャまぜ、中火にして、
木べらで、一気呵成にかく。そばをかくので、そばがき。けっしてがきにやらせてはいけない。
手首を使って、空気を入れるイメージでかくと、ふんわりしたそばがきができる。
天真庵では、それを陶器の合鹿椀(ごうろくわん)で供し、かえし(そばやの命の合わせ醤油)と柚子胡椒で食べてもらう。
池袋時代には、よくワイン会をやった。ヨーロッパなどのワインの作りてもよくきた。
そんな時は、「かえし」のかわりに、オーリーブオイルに、塩を入れてワインの酒肴にした。
ときどき能登ワインなどを飲む時は、そんなつまみを、一気呵成につくる。

今日はどんなお客様がきて、どんなそばや珈琲がでるのかしらん・・?
毎日そうゆう「どきどき」や「わくわく」があるのが、お店をやっていての楽しみ。

明日明後日は、12時から16時。
それから「UFO焙煎塾」と「蕎麦打ち教室」

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