「ハルメク」、という高齢の女性をターゲットにした雑誌が人気だ。
筆子さんも定期購読している。最新号に、木村セツさんが紹介されていた。
90歳から新聞紙をつかった「ちぎり絵」をはじめ、めきめきと才能を開花させ、
個展をやったり、ツイッターで作品を紹介したり、の元気なばあちゃん。94歳。
3月10日に、母が91になった。3年前から施設で「ちぎり絵」をやっている。
本人が「いいね」と思うものを、ときどき東京にもってきて、額装しておくり返している。
91の誕生日プレゼントの中に、「木村セツさんの本」を入れておくった。
母から電話で「刺激になるばい。ちょっと彼女の才能にはおよばんばってん、創作の
意欲が沸いてきたばい。まだまだ死ねんちゃ」とのこと。まだまだファイティング母だ(昔、ファイティング原田、という世界チャンピオン
がいた)。
今ブログを書いているPCの隣に、「ハルメク」と「元気に輝く70代を迎える」(TJmook 宝島社)が置いてある。
このmookも、60代の女性をターゲットにした本で、筆子さんも昨年大きく取り上げられた。
今回は、表紙が竹下景子さんで、輝く70代を迎えるために、日ごろから習慣化しているもの、をあれこれ
特集していて、まだ読んでいないけど、筆子さんのコメントも数か所のっているらしい。
今朝の朝日新聞には、66歳から漫才師になったという博多の女性が紹介されていた。
「66歳から漫才師になっても、よかろうもん」という記事。
思わず、「よかよか」と新聞に向かってつぶやいた。
「生まれつきの天才」とかいうフレーズをパンフに書いて平気の平左みたいな顔した若い芸術家がいた。
もらった瞬間に「読んだ瞬間に、はずかしいわ」と答えた。それから天真庵にこなくなったけど・・(笑)
カリスマと自分でいったり、ちょっとマスコミなどに取り上げれて有頂天になる輩が多い昨今。
でも、絵や書が下手だろうが、少し音程が狂っていようが、一生懸命に生きている人は、みな芸術家だと思う。
「生きてる」そのものが芸術だ。
そして、この星で一番の芸術は「ひととひとが出会うこと」ではないか、とずっと思っている。
今日は12時から16時まで営業。
それから「そば打ち教室」「UFO焙煎塾」 今日は「金継ぎ教室」(金冷法を学ぶ・・ウソ。器のかけたのを金継ぎする教室)
明日の朝は「卵かけごはん」 週に一度、月曜の朝だけ、能登の珪藻土かまどで、ごはんを炊く。
6合炊いて、完売することもあるけど、こころの中で「あまってほしい」と願いながらやっておりまする(笑)
昨年の6月に震度6の地震で窯が崩壊した「七輪屋さん」が、クラウドファンディングなどで、窯を再建して、
昨日新しい窯で七輪を出荷した、という連絡があった。
社長以下、スタッフも70路を謳歌されていて、毎月いくたびに元気をもらえる。
天真庵の器を創ってくれている久保さんも70代。時々いっしょにボクシングを
観戦にいく医院長も70代には思えないくらい元気だ。そのうちリングにあがりそう!
年ではなく、人生は「こころひとつのおきどころ」かもなんばん。感謝。