毎日、井戸端会議よろしく、味噌端会議。
「電気代が3万いった」とかいう声が多い。
最近のマンションは、オール電化しかも床暖付きが多い。
おとっつあんが、ひがな家でオンライン仕事をしていたり、床暖で尻まであったか、
という暮らしの人は、月に電気代が3万とか5万とかいくみたいだ。
5万とかいったら、少し郊外の家を借りれば、庭つきの立派な家が借りれる。
能登だと、「プラス海つき」も大丈夫。庭と海がついていたら、自給自足率が
かぎりなくOに近くなる。しかも空気と水が、東京とは次元が違う。
昨日、東京のお店の2月の電気代の請求書がきた。7800円くらい(今月は味噌つくりで、能登休みもないのに、この安さ)。
創業した2007年から、電球はみなLED。エアコンは夏のみ。
冬は、炭火焙煎の後、火鉢に炭をおこして、薬缶をかけている。
室内温度が15度を下回ると、ペレットストーブをつける。冬はその上で、大豆をゆでて
味噌つくりをしたり、能登牛のすじをコトコト煮たりしている。(夜は鍋をおき、チロリで燗酒もできるよ)
二階のPCとかラジオとか、ときどきアイピローつくりにミシンなどを動かす。その電力は
すべて、天気のいい時に作るソーラからとって蓄電池にためた電気を使用している。
もちろん、築78年になる長屋には、床暖はない。でもペレットストーブや炭火の「輻射熱」
というのは、「あたたかい」という意味の奥行がまったく違うくらい、暖かい。
5年くらい前、まだ能登に移住する前に、ひょっこりひょうたん島(能登島)で「のて」というイベントにいった。
「能登の手仕事」を略したイベント。そこに集まった若者たちが、持ち運べるソーラと蓄電池をつかって、
PCやスマホを充電していた。車の運転中も蓄電できる。「これいいな」と思って、すぐに購入した。おかげで、電気代がかなり安くなった。
能登の家は、ガスも契約していない。カセットコンロと、能登珪藻土七輪で、料理や珈琲をつくる。
風呂も近くの町営の温泉にいく。65歳以上は260円。露天風呂もあるし、いろいろなトレーニングマシーンも完備。
トイレは、カナダから取寄せたコンポストトイレ。水は、近くに「藤瀬霊水」があるので、その水を汲んでくる。
そんなわけで、水道代は最低料金。トイレをつくる時に、合併浄化槽を100万くらいかけてつくった。
コンポストトイレのお金と、改装費で200万くらいかかった。それの30万くらいを、街の助成金を得てやった。
そしたら、役所から「30万助成したのに、ほんとうに住んでいるのか?」の問い合わせ。来月、わざわざ調査に家
にくるらしい。そんな風だから、一事が万事で、都会から若者が移住する流れをとめている。
裏技だけど・・・石油ストーブのタンクに「元気シール(TQ処理されたもの)」をペタっとはると、石油の
減りがおそくなる。車の給油する口あたりに貼ったら、燃費がかなりあがる。(車種とかによっても違うけど)
地球の資源や、存在そのものが危うくなってきたけど、そんな時こそ、新しい「叡智」が萌芽したりする時かもなんばん。
来週やってくる「波動スピーカ」(なんやら、とかいう正式名称があるばってん)は、まこと不思議な未来のオーディオ。
この世の中、すべては「波動」によってできている。音楽もそう。体の細胞の隅々まで一瞬にして染みこむような「音」を
生まれてはじめて(昨年末に、長崎のギャラリーでも近いもんを体験したばってん)体感。
昨日の夕方、文庫くんが伊勢屋のお菓子をもって珈琲を飲みにきた。
「そばもん(そばのマンガ本)を長く借り過ぎたおわび」だそうで、「そばもん1」をカウンターにおいた。
彼は「押上文庫」という不思議なお店を近くでやっている。一階は「居酒屋」。二階は畳部屋で、
女義太夫の稽古場になったり、ときどき落語や義太夫をやったり、機織り教室などが催されたりする。
この界隈には、まだ「畳のある家」が残っている。
そんな人に「囲炉裏をつくったら」と提案している。昨日は文庫ちゃんに、「令和の囲炉裏つくり」のアイデアを伝授した。
きっと、彼なら実現させるに違いない。感謝。