新宿ゴールデン街から寒中見舞い

新宿ゴールデン街に「洗濯船」というお店があり、そこのママ・ゆっこさんから
寒中見舞いが届いた。今年で47年になる。ママは大学を卒業してすぐにお店を始めた。
ぼくより7つ年上なので今年でオントシ74歳。いつもブログには、75歳の散歩じいちゃんや、
能登の食堂のばあちゃんの話が登場するけど、よくよく考えると、不肖野村もじいちゃんの神域だ。

「洗濯船」とは、パリのモンマルトルにあった集合アトリエ兼住宅のことである。パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、フアン・グリス・・・・多士済々の芸術家やアーティストを輩出した街の象徴である。

昨年その洗濯船のゆっこさんが蕎麦を手繰りにこられた時、「うちの10周年のパーティーの写真に野村さん写ってた」
といった。ずいぶん古い話のようだが、昨日のことのようで、人生と同じくあっという間の話。
彼女は、日本舞踊もやり、最近は押上文庫の二階でやっている、「ジョギ」(女義太夫)の教室にも通っておられる。

寒中見舞いに「親子二世代の来店も感無量です」とあった。

昨日は、「NUSUMIGUI」くんご夫婦と、両親ご夫婦、その二世代の母娘の行きつけ美容室のご夫婦、合わせて
6人が「味噌つくり」にこられた。そば前みたいな「味噌前」に、ビールやお酒を飲み、味噌の後に
そば前の酒を飲み、そばを手繰って〆る・・・ずいぶんにぎやかな会になった。

味噌つくりのトリは「たねちゃん」。
近くにできた専門学校の近くで、珈琲屋を始めて今年2年目だ。悩める学生たちが珈琲を
飲みがてら、恋の話や、将来の話などに花さくお店。
ボブデュランの曲は流れていないけど、さながら「学生街の喫茶店」だ。
「お流れ」のように時々蕎麦を手繰りにきたり、珈琲を飲みにくる学生と話が盛り上がることがある。
昨日そばを手繰りにきた「三回生」(関東では三年生?)に親の歳を訪ねたら、迷わず「50です」とのこと。

自分が学生時代、京都の「安兵衛」でおでんを食べていたころの子供が大学生の親になっている、ということか。
洗濯船のハガキの裏には、彼女がひねった一句があった。

おでん酒 恋の手順を 聞かれをり

半世紀近く「おでん酒」を飲んでいるけど、その道の卒業証書はまだ先だ。感謝。