もてる男は、厨房に入り、DIYをやる?

料理の雑誌に「DANCYU」というのがある。「男子厨房に入らず」を
もじって、「男子厨房に入ろう」というメッセージから命名された。
女性の胃袋をつかむ、というのは、もてるコツだ?
もちろん、おいしい珈琲を淹れる、というのは男前のあたりまえ条件。
UFOを使いこなせないような輩には、永遠にモテキはこない。

今、本屋にDIYの雑誌がよく目につく。「小屋」をつくったり、「自分の居場所」を
自分でつくる、が大人気になりつつある。
ぜひこれから、もっとモテたい人は、「dopa」を読んでみたまえ。男前になれる入門書だ。
doは、行動する。paは、パパ。「男よ行動せんとあかんばい」ちゅうことや。
『dopa(ドゥーパ!)』2023年2月号の特集は、手作りで実現する薪と炎のある暮らし「DIYで愉しむ ストーブ・囲炉裏・焚き火」

今回の特集で、「梅茶翁」(ばいさおう)のペチカが、8Pで紹介されている。兼好法師は、徒然草で「家は夏を考えてつくりなさい」
といっている。でもこれからは、「冬の暖」をどうするか、がかぎみたい。
もしかすると、化石燃料はそろそろ尽きそうだし、しばらく高騰に悩まされそうでもある。いっそのこと、ひと昔前の
「炭」や「薪」を使った暮らしを考える時期がきているかもなん。今回の特集は、兼好も及ばない「健康で持続可能な生活」
のヒントがいっぱい詰まっている。

先日、その梅茶翁から注文があったので、珈琲豆を焙煎した。
能登の家では、毎朝UFOで、焙煎をする。60gの生豆をUFOに入れ、カセットコンロの
上で5分で爆ぜる。それから2分くらいすると、シティーローストに焼かれた豆が50gできる。
減った10gの中に、「幸せな焙煎アロマ」が入っていて、部屋中に幸せな香りが充満する。
梅茶翁や、銀座の隕石カフェからは、2kとか3k単位で注文がくるので、炭火を七輪にいれ、
約500gの生豆を一度に焼く。ブラジル・コロンビア・ガテマラ・・・プラス サムシング(モカとかキリマンジャロなど)
をブレンドすると、「ほぼブラジル」ができあがる。

あまった炭は、「自作の囲炉裏」に入れる。有田焼の火鉢のまわりに、この家の倉庫にあった廃材で
テーブル(能登ヒバ(アテ)でつくった。火鉢だと、お酒とか器がのせられないので、テーブルをつくって、のせられるようにした)
その中に、能登珪藻土七輪をいれてある。風通しをよくするために、七輪の下には、珪藻土レンガを積んだ)をこさえた。
これから鴨長明のような囲炉裏(庵)生活が、きっと求められる。DIYの苦手な人は、どうぞこの「かんたん囲炉裏」
をつくってください。「dopa」に紹介されるほど、高級ではないけど、「目からウロコ」のかんたん囲炉裏。
自分でつくれば、「ほぼタダ」でできる。骨董屋で火鉢は5000円(天真庵のならびにある釜屋(骨董屋)ではその
くらいで売ってる。)、七輪は能登珪藻土七輪が2万円前後(今は大人気なので、合羽橋では手にはいらない)くらい。
どちらにしても、3万円くらいで、だれでもつくれる。
この囲炉裏で、肉や魚を焼いてみたまえ。みんなおとこまえになること、請け合いだ。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人と栖(すみか)と、又かくのごとし。(鴨長明)

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