これまで、店内に焼き杉の短冊入れに、白いペンキで「珈琲豆売ります」
という看板をぶらさげていた。最近は、珪藻土の焙煎器UFOで自分で焙煎する人
が増えてきたので、この看板の裏に「UFO売ります」と書いて、ショーウィンドウ
の中に飾ってみた。「TQ処理された元気シール」、「隕石グッズ」など、これまで不思議な
ものが店内にはいっぱいおいてあるので、常連さんたちはびっくりしないけど、
店の前を初めて通る人たちには「なにここ?オカルトショップ?」みたいな顔して
いく(笑)笑わば笑え、でもどんな時代も、捨てる神あれば拾う神ありだ。
先日、若い女性が開店前に入ってきた。いきなりステーキみたいに、いきなり「UFOください」
とのたまう。どうぞ、と3つ用意して、一個選んでもらった。ほぼ毎日のように、どこかに嫁いでいく。
いきなり11000円の売り上げ(正確には、蕎麦を食べたり、生豆を買ってかえられたので、その倍くらいの売り上げ)
蕎麦を手繰り、ホボブラジルを飲みながら、談論風発。来年そうそうに、二子玉川にカフェをオープンさせる
女(ひと)らしい。ごはん、みそ汁、一汁一菜を安全重視をテーマに、旬のものを「できたて」で提供する、がコンセプト
らしい。それで、珈琲も焙煎したて、をだしたいと思って、押上在住のスタッフと店の前を通たっら、
「UFO売ります」という看板を見つけ、ちょうど「能登休み」だったので、本日まいりました、とのこと。
羊頭狗肉以上に、怪しげな「UFO売ります」の看板だけど、羊でも狗肉でもない、UFOが「ニコタマ」に飛んでいった。
「私、先週念願のUFOを初めて見ました」という。能登の梅茶翁のワークショップの時、UFOが
梅茶翁の上空に現れた。どうも、そのUFOと、焙煎器のUFOは連動しているのかしらん?ぼくはまだ未経験なんだが・・
「スタッフは何人でスタートするのですか?」と質問したら「女2人男1人です」とのこと。
「それは、まさしくニコタマですね」と答えたら、珈琲を噴き出すほど笑われた。
ぼくは、「うめ星」の二つ入りを作って、「ニコタマ」にしてOEM契約にしようか?
とも思ったけど、また珈琲が吹き出しそうなので、次回までプレゼンを温めていよう、と思った。
そんなわけで、来年から「ニコタマ」で、新しいことが始まり始まり、の気配。感謝。