いよいよ本格的に冬がやってきた。
今朝は、プラゴミの日だけど、風雨がすごくて家を一歩もでれず、断念。
なにせ、網戸をギッコンバッコン左右に揺らす能登外浦の冬の風物詩。
ブリお越し、といわれる雷も元気に鳴っている。この荒波の中、大きな目を見開いて、
裸で泳いでいるブリは(ほかの魚もそうだけど)すごい、と思う。
能登の家は、石油ストーブと炭で暖をとっている。炭は、焙煎や焼き肉などにも使うので、
ほんとうに重宝している。石油ストーブと囲炉裏の炭の上では、やかんに水を入れているので、
珈琲やお茶をいれたり、洗い物に使ったり(なにせ、ガスを契約していないので、貴重なお湯)
と大活躍だ。それでも余る場合は、湯たんぽに使う。これが思った以上に暖かく、寝る時はふとんが
薄くてもOK牧場やし、朝顔を洗う時は、湯たんぽのぬるいお湯で充分に洗顔できる。
アベノマスクは、あまり活用されなかったが、岸田ユタンポがもしか実現できたら、燃料費の節約と、
国民の健康、内閣支持率も上がるかもなんばん?
先日、梅茶翁にいったら、今年完成したペチカに火がともっていた。欧州からロシア経由で日本にやってきたレンガを使った暖房器具。輻射熱(レンガをあたためて、じわっと、部屋中がポカポカしてくる)の威力をまざまざと体感した。来年の1月にでるDIYの雑誌に紹介されることになったらしい。3年くらい前から、薪ストーブも使っていたけど、初期費用、薪の消費量、メンテ・・・総合的に「ペチカ」のほうに軍配が上がりそうだ。ペチカの火を見ながら、珈琲やウィスキーを飲む、なんて究極の至福時間。
私腹肥しに忙しい政治家たちに、ぜひ体験させてみたいものだ。思わず、北原白秋作のペチカが鼻歌になってでてくる。
雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ お話しましょ
昔 昔よ 燃えろよペチカ
雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ 表は寒い
くりやくりやと 呼びますペチカ
雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ じき春来ます
今にやなぎも もえましょペチカ
雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ だれだか来ます
お客さまでしょ うれしいペチカ
雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ お話しましょ
火の粉ぱちぱち はねろよペチカ