銀座の隕石カフェ

銀座松屋の駐車場あたりに、「隕石カフェ」がある。
スタバに対抗したような名前のカフェ。
珈琲は一杯770円~  
そこの店主から、珈琲豆と隕石グッズの注文がたくさん入った。

そこで供する珈琲豆は、ぼくが担当している。
場所柄、オール電化で、炭火焙煎も、珪藻土焙煎器UFOも使えないので、
押上で焙煎させてもらっているけど、「隕石カップや隕石デミで珈琲を飲み、焙煎はUFO」
という珈琲やが、この星に一件くらいできてもいいな!と思う。

そんなわけで、今朝は朝はやくから、炭火をおこして、ガラガラと焙煎をしている。

UFOができて、毎日ちょっとずつ、世界のいろんな豆を焼いている。
昨日は、近くのチーズケーキやさんが、「なんやら」(ホンジュラス?)とい豆をUFOで焼いて
もってきてくれた。まだUFOを使いだして、一か月たたないけど、ぼくより上手に坊主が屏風に絵を描いた、
よろしく芳香ゆたかな珈琲豆を土産にもらった。
こんな近所付き合いも、下町っぽくていいもんだ。

さっそく、その豆を、「UFOの相棒」(スパイスをガリガリ粉にするようなすり鉢とすり棒)
で、細かく砕いてもらって、ネルで淹れた。
「ネルでやっているんですか?」と目を丸くして驚いているので、「誰でも、夜は寝るんじゃないの」
といったら、ワハハと笑った。UFOで焼いた珈琲豆を、自分の手で、細かく砕く、それを
ネルドリップで淹れると、筆舌を超えた琥珀色の悪魔の世界。
あまりに目が「ほしい」という顔をしているので、ネルを一枚あげた。

ぼくらが40年以上前に珈琲をネルで淹れていたけど、その当時は「濾し布」
といっていた。
イノダもからふねやも、濾し布で淹れ、大小の砂糖とフレッシュをいれる、のが京都スタイルやった。
アイスコーヒーを「レーコー」といっていた時代。(おもに大阪のサテン)
レモンスカッシュは「レスカ」
なんでも、短縮して注文するのが流行った。ある日、とある喫茶店で
クリームソーダを所望するお客さんが、「クーソーください」と頼んだら、しばらくして
カレーライスがでてきた。そんな落語のような話もあった。朝飯中の人には、すんません。感謝。

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