能登くらし一日目・・・囲炉裏に炭をおこす!鍋が美味い!

東京を出発する日曜日から、ずっと雨が降っていた。
新潟のパーキング・新井の道の駅で、きのこがでていた。この2年間はコロナで、
観光客減って、春の山菜の王様「こしあぶら」や、秋の「ならたけ」
などがいつも売れ残っていた。今年は、ひさしぶりに道の駅の直売所がにぎやかだ。
「市場」(市場・しじょう、ではない)はこうでなくちゃね。きのことりの名人さんがちょいうど納品にやってくる
タイミングで、天然の「ハナイグチ、ブナハリタケ、ヌキタケ」などを買えた。
能登の家にたどり着き、囲炉裏に炭火をおこし、五徳に鉄鍋をおいて、「キノコ鍋」にする。
一日目から、ちょっと贅沢な夕餉。地酒の「亀泉」が、あっという間に空になった。

当たり前だけど、キノコには、「添加物を表示したシール」もなければ、「賞味期限」も書いていない。
そもそも、山に自生してる状態では「食べれます」とも「毒きのこです」とも書いていない。
東京から田舎へ移動するその日は、とくに、そんな「便利になりすぎた都会」に飼いならされているような自分
を意識したりする。もともと「便」とは、動物のウンチのことやけど・・クソミソ以上に異常な今、だ。

能登も北陸らしくどんより曇り空で、波が高い。家に入ってもヒューヒューと風の音がする。
今朝は雨があがったけど、波の音が家まで聞こえてくる。
高齢化や、田舎の空き家、過疎が問題になっているけど、にぎやかな都会だけだは日本は
まわななくなってきている。統一教会だのみの政府も、打つ手なし、大手飛車角なし状態か?
能登の家のポストに「移動スーパー」の訪問先募集のチラシが入っていた。
一番近くのスーパーまで「車で15分」。とても辺鄙なところだが、目の前には冷蔵庫みたいな
海があって、タコや雑魚や海藻などが、朝飯前にとれ、里山につながる畑のところに、栗と柿
が勝手に育っていて、秋にたわわに実をつけてくれる。近くの町営の「温泉施設」には、65歳
以上になると、半額の260円で天然温泉に入れる。都会からみたら不便で限界集落みたいな
名前をつけれれているけど、少し頭と体を使ったら、田舎は桃源郷みたいなところ。
きっと、老後に2000万円は必要ないし、月に都会の半分の収入でも、倍返し以上の「ゆたかさ」がある。
コンビニやスナックや三ツ星などが不可欠な人は、あきらめたほうがいいけど・・

今日の朝ごはんは、昨日の鍋のあまりで「キノコ味噌汁」。東京でつくってきた「かしわ飯」。豆源郷(墨田にある美味い豆腐屋・能登のにがりを使っている)
の豆腐はここでは食べれないが、こちらの豆腐もにがりがいっしょやし、水が美味いので、負けないくらい美味い。
明日天気がよくなったら、新しい仕掛けで「タコ釣り」にいく予定だ。都会のスーパーで買う「ボイルされたタコ」
と「生タコ」の違いは、喰ってみないとわからない。でも一度喰ってみると「これまでのタコは凧?」
というくらいの違いに愕然とするかもなんばん。
時代の潮目が変わる「今」のような時代は、少し混とんとするけど、大いなるチャンスでもある。感謝。

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