昨日紹介した「60歳から・・・」の他宝島社mook本が、本屋に並んでいる。
かたわらに、おなじく宝島社の文庫本「珈琲店タレーランの事件簿」シーリーズ
も大ヒット中。帯には累計235万部、とかかれている。イラストもいいし、街全体
が喫茶店、みたいな京都が舞台になっているのが人気の秘訣か?
最近まったく上洛していないけど、地下鉄の表記以外は「まるたけえびすにおしおいけ」
という学生時代に覚えたわらべうたで、丸太町通り・・夷川通・・御池通などの地理感がわかるし、
著者が福岡出身だけに、すこし曖昧な京都弁がここちいい。観光向けの京都弁と、京都人どおしのソレは違う。
晴耕雨読・・・暑いし、雨も多いし、今回は読書がすすむ。
「珈琲店タレーランの事件簿」も6巻まで読破。後半は舞台が丹後が舞台になっている。
三輪福さんが毎夏、丹後で奉納舞をする。文殊菩薩をお祀りするお祭りだ。今年はコロナで中止だけど・・
寒山拾得(かんざんじゅっとく)の寒山は文殊菩薩の化身、拾得が普賢菩薩の化身である、
と日本人は信じてきた。そんなことをしらない人は日本人じゃない、と高橋義孝先生はいった。
珈琲党のタレーラン伯爵が「地獄のように熱く、恋のように甘く、思い出のように苦く」という格言をはいた。
お店の名前はそこからとり、珈琲一杯に関して、いろいろな物語が紡がれていく。
「丹後編?」は、店主の女将さんの昔の恋の話。割れた珈琲カップから、素敵な恋の話が展開されていく。
「この星に、男と女がいるかぎり、珈琲は人生における大切な一椀」であってほしい。
この話を読んでも、恋のように甘く、思い出のように苦く、の最後は反対にしたほうがいいように思う。
「地獄のように熱く、恋のように苦く、思い出のように甘く」・・のほうが普通じゃない?
ホボブラジルは、
「のみ口 ひと口めが すっきり
人肌に さめても まったり
あと口 余韻が 一時間 」