今朝は、銀シャリを炊いて、辛子明太子で朝ごはん・・
いつもの美味しい味に加えて、今朝はちょっと不思議な味がした。
先日、Kちゃんが「これ食べてください」といって、辛子明太子を
もってきてくれた。彼女のご主人さまは、下関出身でひいじいちゃんにあたる人が、
辛子明太子を発明したひとだ。特許をとったりすることもなく、まわりの人たちが望めば、
作り方を伝授していたらしい。今でも家業は海産物を商っていて、ときどき、明太子やウニの
塩漬けなんかを頂戴する。下関から橋を渡ってすぐの小倉で生まれたもんだから、下関の海産物は
ふるさとの味でもある。
そのひいじいちゃんは、下関出身で外務大臣で、「次の総理」といわれていながら60代で病死した安倍晋太郎さんの
地元の後援会長だった。その息子さんが、総理になって、昨日演説中に銃弾に倒れ召された。
じいちゃんは岸伸介。まさに華麗なる一族に、流血の悲劇がおこった。
華麗な一族であろうが、なかろうが、みなぞれぞれの体には、ご先祖さまの血が流れている。その血の一滴一滴が「歴史」である。
だから「今ここ」を大事にして、生きてる、に感謝しながら歩いていきたい。
今朝の新聞に、安倍さんと小学校から成蹊で仲良しの両国のケーキ屋さんのコメントがでていた。
うちにくる成蹊出身の医院長も成蹊で安倍さんのふたつ先輩にあたり、後輩のケーキやのご贔屓さんでもあり、ときどき
お気にいりのケーキをもってきてくれる。めんたいこやさん、ケーキやさん、病院長さん・・いろんな人が集まって
この国を元気にしてくれる。
成蹊とは、「桃李もの言わざれども、下自ずから蹊を成す」から命名された。
ものを言わなくても、徳ある人には人が集まり蹊(道)ができる、というような意味か。
ご冥福をお祈りしたい。鎮魂。