梅中心の毎日

先日、能登の梅を70k収穫して、そのまま車で東京に運んだ。
朝から梅林も30度あって、先々月まで薪ストーブで暖をとったりしていたのが、昭和のように
遠く感じられた。
お昼は、梅のソーメンと、ベジタリアン玄米カレーをごちそうになって、いざ東京に出発。
いつもは、和倉温泉の「総湯」で汗を流してから東京、というのが定番だけど、総湯の駐車場には
「陰(かげ)」がなく、風呂に入っている間に、おきざりの小梅ちゃんたちが熱中症になりそうなので、
穴水のお城をテーマにした温泉にいく。

瓦でお城みたいな建物の屋根の下が、陰になっている。駐車場ではないので、受付のやさしようなおっちゃんに
「これから梅を東京にはこぶとばってん、この温度では梅がダメになりそうなので、日陰に駐車してよかですか?」
というと、「よかよ」(能登弁がまだよくわからないので、九州弁に翻訳しとります)といってくれた。
「こないだの地震で、サウナの横の水風呂を冷やすクーラーがこわれていて、ぬるかですばい」とのこと。
「金冷法は、必要なかけん、かまわんとですばい」といって、真っ黒になった体を洗う。まさにカラスの行水。

車の中は、「滝風イオン・・なんじゃら」を蓄電池でONして、荷台の梅さんたちに、マイナスイオンをあたえ、
深夜にもどってきて、お店のクーラーをつけ、「滝風・・」もつけっぱで、寝た。まさに集中治療室みたい。
今日は、席ふたつをつぶして、梅の席にして営業いたします。悪しからず・・・・

花の命は短くて・・・
ほんとうに、花も実も、旬が短い。とくにこの暑さは、梅のみならず、わたくしたちも
危険な暑さとなって、猛威をふるっておりまする。
お体ご自愛ください。
明日の朝は「卵かけごはん」
今回の能登の地震で甚大な被害にあった七輪やさんの珪藻土の竈で「ごはん」を炊いています。感謝。