旅はいいね!九州で秋に蕎麦会!

3年ぶりに九州に帰省し、小浜に移住して4月から「彩雲」という日本料理屋をはじめた
知人の店にいって、昔、頼山陽が島原を旅してどこまでも青い海と、その先にある髪の毛のような地平線に
感動して「青一髪」と詩にした海を眺めながら、地産地消の料理に舌鼓を打った。神楽坂で15年以上やっていただけに、
料理の腕は確かをはるかに超えて、地平線まで届きそうなレベル。

翌日、磐座(いわくら)が神代のころからそこにあるような神社にいった。駐車場を降りて、砂利道を800mくらい歩く。
左手には、棚田が自然のまま開墾され、ひとりの農夫が田植えをしていた。「さわってよかですか?」といって、水田に貼られた
水に手をいれさせてもろうたら、5月とは思えない冷たさだった。能登の瑞穂(みずほ)の水とよくにている。
「失礼ですが、ここの米がもしあまっていたら、少し買わせてほしいとですが・・・」とお国訛りを思い出しながら、尋ねたら
「売るほどできんとです。」と苦笑いされた。しかたなく、参道を歩いて、神社にお参り。駐車場にもどる帰路で、農夫さんに
「いい神社ですね。神様がちゃんとおらっしゃるげな気がしました」と告げた。「ありがとう。ごくろうさま」と返事が返ってきた後、
「この米が秋実ったら、10kだったら、おわけしましょうか?」といわれた。うれしくなって、「秋にきます」と答えた。

南島原に6年前に移住したなつきくん・じゅんちゃんに、能登の珪藻土竈をその日に届けた。「月曜の朝は卵かけごはん」を島原で
やることになり、この竈が主役になるらしい。お米は熊本の「UFOがつくるお米」。
天真庵が2007年にブクロから押上に引っ越した。古色蒼然とした昭和20年にできた長屋を、芸大での中西くんたちが、
上手に勝手気ままに改装。その途中に、「きらきら橘商店街の明治通りに面したところに、同じような元喫茶店があるのですが・・」
という大家さんがきて、兄弟店のような「爬虫類分館」(通称ブンカン)ができた。
そして、昼の店長が「なつきくん」になり、夜の店長が「UFO(名前が夕帆くん)」になった。
311がきて、UFO一家は熊本に移住し、自然農でお米や野菜をつくっている。もうじきゲストハウスも完成する予定らしい。
なつきくんたちが、その後南島原の口之津に移住し、ときどき、夜逃げのような里帰りで福岡までいった足をのばし、
島原で「そば会」などをやってきた。

昨日は、そのUFOくんに、お米を注文させてもろうた。
いつもおまかせだけど、秋の収穫の時期は、島原とか熊本で「蕎麦会」が企画されそうな予感。
いつも車には、能登の珪藻土七輪と手回しの焙煎機をいれて旅しているが、蕎麦道具も常備に
なりそうな感じ・・・
それと、今回の長崎や天草の海をまわってみて、「たこ」がいっぱいいることがわかった。
タコ釣りの竿も、のし棒といっしょに、袋にいれていこう、っと。

ぼくのタコ釣りの師匠は「YouTube先生」。
これからの時代の走り、みたいなもんだと自負している。

昨日はこんな映画をYouTubeで見た。YouTube先生、とおらぼーごたる。
「”ドンバス 2016″ドキュメンタリー映画(アンヌ=ロール・ボネル監督」
日本ではほとんどマスコミがとりあげていないけど、フランスの美人ジャーナリスト
の「アンヌ=ロール・ボネル」さんは、これから目がはなせない。
このドキュメント映画を見ると、「世界の今」・・・ウクライナの実相が見えてくる。感謝。