水曜日は、歯医者。前住んでいたころから通っている歯医者へ。月に一度歯の掃除にいく。
長いつきあいで、いっしょにホノルルマラソンに参加したこともある。奇人変人に属する歯医者
だけど、腕がいいので、四半世紀通っている。
半蔵門線で神保町で、都営三田線にのりかえ、新板橋で降りる。時間がある時は、巣鴨で
降りて、「おじいちゃん・おばあちゃんの原宿」をぶらぶらしながら歯医者にいく。
ときどき、「コーノ珈琲」で珈琲機材を買うことがあったり、猿田彦神社から折戸通りに左折して、
「ますみ」で、画材とかを調達することがある。「ますみ」の二階では、篠笛を習っていたこともある。
歯医者が終わると、いろんな徘徊ルートで押上にもどる。バスで浅草までいくコース、大塚から都電で帰るコース。
もうひとつが「ぶくろ」を散策して、帰るコース。一昨日は、「ぶくろ」コース。
明治道りをまっつぐ池袋方面に歩く。途中六つ又交差点がある。その近くのビルで、しばらく会社を
やってきたことがある。住所でいうと、東池袋2丁目。地震がきたらサンシャイン60が、ぶつかりそうな、そんな
とこ。そのビルのオーナーでゴルフの師匠でもあったKさんも70ちょいで、あの世に召された。
よく池袋で飲んだHさん(ネット21の副理事)も一昨年70歳で鬼籍に入った。いい人たちは、あの世でも
仕事がまっているらしい。
六つ又から右の道をいき、陸橋をこえ、北口に渡る。昼間は普通のとこだが、夜はいろんな国の娼婦たちがたっていた。
(今は昔か?)池袋の西口に、取引先があり、界隈で飲むことが多かったので、帰りはその怪しげな
路を通って、上池袋の自宅まで酔い覚ましの徘徊をしたもんだ。ラブホ街でもある。昨日もスーツきた人たちカップルが、
ちょうど階段を下りたあたりのラブホからでてきた。男の子の社会も窓が開いていたけど、告げずにすれ違う。
いつも話がそれる・・・気を取り直して、珈琲屋を目指す。
知らぬあいだに、「コーヒールンバ」を口ずさんでいた。♪昔アラブのお坊さんが・・・・
西田佐知子さんのヒット曲。その歌詞の中に「モカマタリ」がでてくる。
モカといえば、エチオピア産と思われているフシがある。モカマタリはイエメン産。
その池袋の小さな喫茶店は、昔からその道に黒く?上等な「モカマタリ」がはいる。
お店の主人が「ブログ読んでいるよ・・・・炭火焙煎はじめたって・・・やっぱり奇人変人やね・・」
みたいに褒められた?
どの世界にも「ピンキリ」があるけど、ここのマタリは秀逸のものだ。ただしクセも強いので、
ブレンドにするのは少し神経が減る思いがする。普通の珈琲豆の5倍近い値段でもあるので、いつも
領収書をもらわず、「自分の趣味」として焙煎し、珈琲焼酎や水出珈琲にしたり・・・
ちょうど、その時、銀座のカフェから豆の注文がきた。「ますます進化するホボブラジルに感謝」
なんて書いてある。ここの店長は、ぼくの珈琲のお弟子さまでもあるので、つい返事に
「上等のモカマタリをこっそりブレンドしておくる」と返事した。
そんなわけで、昨日は朝から焙煎三昧。こんどの日曜日に能登に向かう。能登のお店からも
豆の注文をいただいているので、昨日は夕方までモクモクサロン。
東京ガスの探知機が「ご注意ください!空気がよごれています」となんどものたまう。
地球の温暖化、政情の不安、石油の高騰・・・・いろいろな意味で、珈琲の流通にも影響があって、
珈琲豆も高騰を続けている。
男と女がいるかぎり、珈琲は飲まれ続けれると思っているけど、「平和であるかぎり」と
附け加える必要がある。
コーヒールンバを歌いながら、一杯の珈琲時間・・・そんな日常茶飯は、平和を象徴かもなんばん。感謝。