大豆の煮汁

昨日から、小春日和。
ペレットストーブの出番がないのが、すこしさみしい。
石油ストーブと、炭の手あぶりで暖をとりながら、味噌作りの大豆をことこと煮ている。
今回の「能登の大豆」は、煮た後の煮汁が、似て非なる味がする。料理家なども味噌作りに
きているけど、唯一無二な味にびっくり。できあがった(正確には仕込んだ)味噌をもって
帰るのに重いので、煮汁をペットボトルにいれて、帰らない人も多い。昨日はそんなひとりが
「あまりに美味しいので、あまったらください」と、空のペットボトルをもってこられた。
・・そのくらい、ほんとうに美味い。そばもそうだけど、煮ると、旨味とか大事なたんぱく質などの養分が
水に溶けてしまう。そばは、蕎麦湯にしてルチンなどの大切な養分をもどしてとることができる。
大豆の煮汁も、ぜひもってかえってほしい。

大豆というのは、畑で育てていると、空中の窒素を集めて、その土地を豊饒にする働きがあることを、
農家の人にきいたことがある。
豆腐や味噌や醤油になっても、栄養満点な天地自然の理を、小さな豆の命がもっているらしい。

今日も味噌作りと、そばもんがふたりやってくる。
もしも大豆の煮汁があまったら、「かえし」を入れて、そばつゆをつくり、
そばを手繰ってみよう。
「寺方蕎麦」という、お寺に伝わった精進蕎麦の原点の味がするに違いない。

明日は月曜日。月曜の朝は「卵かけごはん」
2月は逃げる。二月最後の「卵かけごはん」 味噌作り玄関の間、みそ汁も大豆の煮汁を
ベースにつくっておりまする。大豆・大豆で、ダブル効果の「おからだおだいずに」。