能登の家では、いつも3合の土鍋を使ってごはんを炊く。
今日は、梅茶翁で稲刈りがあり、それを取材も入っているので、
文化鍋を使って、4合の「タコ飯」をつくった。
3日前に釣った、北斎の春画にでてくるような大きな(1・5K)
のタコの残り、500gくらいを小さく刻み、甘醤油(うすくち醤油・ミリン・砂糖のあわせ)
と、亀泉(能登の地酒)を少し入れて、18分のタイマーをセット。
5分くらいすると、鍋から蒸気があがり、カタカタ音がしてくる。
「赤子泣いても蓋とるな」の格言を無視し、すばやく蓋をとり、しゃもじでまぜ、蓋をする。
そして火加減を少しよわめ、しばらくそのまま・・・
最後の20秒は、強火にして、火をけし、10分蒸らす。
それからそうろうと、蓋をあけ、しゃもじでまぜる。
今は、その鍋にタオルをまいて、もうすぐ車にのせて出発。
珈琲を、久保さんの新しい輪禍のドリッパーで淹れる。少し大きめで3倍分できる。
なぜだか、輪禍の大きなドリッパーで炭火珈琲を淹れると、ネルドリップの味に
かぎりなく(上手にネルでいれるレベルよ。かっこだけのんが多いけん)近くなる。
さて、でかけるとしよう。明日東京に・・・
「梅の木の剪定」(梅茶翁と隣のばあちゃんの木)は来月しなくては・・・
夜更新(19時に)
香川県から、最近移住してきた家族が、スケットに入ってくれて(彼らは四国で自然農をやってきた)、
とても有意義な稲刈りができ、たった今しがた家に戻り、竹葉のぬる燗を飲みながら、夕餉。
瑞穂の梅茶翁の休耕田を、みんなで開墾し、田植えを終え、今日無事に刈り取ることができた。
能登に半分暮らしはじめて3年。ぼくたちも、やっと都会で生きてきた足の裏にたまったの根粒が、能登の土地に
根付いたかな?という実感があります。感謝。