昨日は「虹の岬の先の喫茶店」のことを書いた。
虹、といえば、能登の家に住み始めたころ、かすみちゃんが遊び
にきて、ふたりで朝釣りにいったら、大きな虹がかかっていた。
都会では見ることができない、足元まで虹が見える写真を、かすみちゃんが撮ってくれた。
その海で、天気のいい日に、ねこ(一輪車)に、七輪と焙煎機などをのせて焙煎をしている。
「炭火焙煎の弟子になりたい」という奇特なお方が金沢におられるので、「能登で始める三日坊主の珈琲塾」
を開校した。昨日、熊本で天真庵のHPをつくってくれている友達にメールしたら、もうアップされていた。
教えるほうが、三日坊主か野狐禅(やこぜん)坊主みたいなもんだから、どんな展開になるやら、まったくわからんばってん、
「やってみたい」と思われるかたは、どうぞ気楽にきてください。バスとかあるばってん、日にふたつ?
だし、最寄りの駅は、羽咋(はくい)で、そこから車で小一時間かかる。金沢から車で2時間くらいかかると思う。
寒山拾得の寒山が住んでいた岩の洞窟は、鳥でないといけない辺鄙なところやったらしい。能登の天真庵も
鳥だったらすぐにこれるけど、けっこうな辺鄙どころ。「来る人は、本気やろね、いいね」
10年後は、能登や金沢の喫茶店は、みな炭火焙煎になるかもなんばん。
今日は梅茶翁の田圃で、稲刈りの予定(ほんとうは日曜日だったけど、ずっと雨で、月になり火になり、昨日水曜日にしよう、となった)
だったけど、明日になった。
奇特な出版社の社長が、東京のお店に突撃取材にこられ、明日もまた稲刈りの取材にこられる。
ちょうど、大きなタコが釣れたので、「腹を減らして、タコ飯を食いにきてください」とお誘いした。
今朝も気温が少し高く、タコが一匹(一匹連れたら、おしまい。気力が続かない・笑)つれ、てくてく
歩いていたら、近所のおばあちゃんが、ぎんなんと干し柿をくれた。3日ほど前に、炭火焙煎した珈琲を
味見してもろうたおばあちゃん。「トギ(富来)でいつも買う珈琲よりおいしかった」と、。
富が来そうなくらい、うれしいお世辞である。毎日毎日の繰り返し。ときどきお世辞をいわれたり、
ほめられたりすると、木にのぼろうごたある。感謝。