ありがとうのし

毎日暑い日が続く。そんな中、パラ選手たちは
ハンディーキャップをもろともせず、日ごろの鍛錬の
たまもののような感動や勇気をいっぱいくださる。
ひきこもり生活の中で、猜疑心や妬みや恨みなどで、
ささくれだった人たち「がんばれ」と反対にエールを
おくってくれているようだ。

天真庵のHpも、熊本の友人の会社に勤める重度の身障者が
つくってくれた。ぼくのブログも読んでくれていて、とくに
「真民さんの詩」が最初にのった時は、「すごく感動しました」
みたいなメールをくれた。

アスリートではないけど、「ほりえ・なおこ」という生まれつき重度の脳性麻痺の女のこ
がいる。四半世紀ベッドに寝たきりで、思うように体が動ないけど、思いを
詩にした。分家のホリエモンよりも、素直で正直に生きておられる。平成6年うまれ。
詩集に「いきていてこそ」(サンマーク出版)がある。

その中に「ありがとうのし」というのがある。

ありがとうのし

いつもいっぱい ありがとう
なかなかいえないけど
いつも心にあふれている

いつもいえないありがとうが
いきばをうしなって
たまっている

いいたくてもいえない ありがとうのかたまりが
めにみえない力になって
あなたのしあわせになったら
いいのにな

こんな自身の解説があった・・・

私は自分の体を思うように動かせないし、歩くことも喋ることもできません。
そんな姿を見て皆、かわいそうだと思うみたいですが、私はけっして不幸ではありません。
私は生まれた時から両親にたくさんの愛情を注いでもらって育ち、今日まで生きてきました。
(略)
明日が本当に来ると、どうして信じられるでしょうか。
皆、本当に来るかどうか分からない明日のことばかりを考えて、「いま」を
置き去りにしています。大事な家族や仲間に、きょうのうちに
「ありがとう」を伝えてほしいのです。私が詩を通してお伝えしたいメッセージはそのことです。感謝(これはつけたし)

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