漁師さんはパンチパーマがよく似合う

先日、収穫した梅を、筆子さんが梅干しに・・・・
「塩が足らない~」と大きなひとりごと。
車で町のスーパーにいくにも、車で20分かかる・・・
ので一番近い「総合デパート 中根酒店」に早歩きしてでかけた。

ここの店主と、普通に話をしていたら軽く一時間ほど時間が経過する。
さっそくぼくの顔を見るなり「東京は大変なことに・・・・」
というので、「今梅干し仕込み中で、塩をください」と大きな声でいった。
「角打ち」(酒屋の片隅で、にわか居酒屋のように酒を飲む文化?)のように、カウンターでふたりの漁師が缶ビールを飲んでいて、
ひとりが、たちあがり、塩のある棚から、「なんやらの塩」をもってきてくれた。
自分たちのビールも、おつまみも、みなそのようにセルフでやっている。

ついでに、燃えるごみの券(石川では、200円?300円?のそれをゴミ袋に貼ってだす)を、10枚、
20lのビニールごみ袋20枚を買った。
顔みしりの漁師さんが「いっしょに飲んでいかんか?」と赤い顔して、お誘いくださったが、
「せっかくだけど梅干し作りの最中なので・・」と丁寧におことわりして、家路を急いで帰った。

能登の漁師さんたちは、自分たちのルーツは、九州の漁師もしくは海賊、だと思っているフシがある。
海女さんの文化や、もろもろの漁の方法のルーツは、確かに北九州のそれと共通するものがある。
北九州が発症のものに、「パンチパーマ」「皿うどん」「角打ち」がある。
今は漁師さんも高齢化で、パンチパーマをするだけの髪がなくなってるかたが多いばってん、
ちょい昔の漁師さんは、パンチパーマをかけ、タオルでハチマキをして、さぶちゃんの演歌なんかを
歌いながら、荒海で漁をやっていたようなイメージがある。

先日田植えをした写真を「のむら暮らし」にアップした。
ほぼ全員がこないだまで、東京で暮らしていた。
五木寛之さんの「白秋期」というのを先週錦糸町のブックオフで買って、
能登にもってきた。
本の帯に「黄金時代(アクメ)は人生後半にはじまる。」とある。

さすがに、青春の門で、青春期の微妙な性のことなどを書いた小説家の文章。。
と思っていたが、「アクメ」は美術史などでも表現する言葉で、女性が絶頂にいく
だけの語彙ではないらしい・・

ついでに、白秋期というのは、50歳から75歳あたりの季節を表わす中国語がルーツらしい。
五木流の「白秋期」の道標を紹介しよう。

1 生活を極力コンパクトにする

2 消費の習慣を捨てる(粗食中心)

3 方丈の空間をつくる

4 仕事以外の目的をさがす

5 ものを学びなおす(読書を友とする)

6 新しいことをはじめる

7 養生を趣味にする

8 「ひとり」の歓びを見つける

昨年からコロナ時代になって、50代といわず、必須な道しるべになるやもしれない!    感謝