昨日、梅茶翁で、不思議なワークショップがあった。
お昼は、先生や生徒さんたちに蕎麦を供したいということで、
午前11時半目指して東京を出発。
いつもは、小布施とか松代で仮眠して、翌日はゆっくり朝ごはんを食べ、
温泉に入り、すしのやですしをつまみ・・・
みたいなゆったり気分で能登に帰るのだが、腹を減らしたきこりたちが、そばを
待っている、という使命感で、睡眠時間も3時間くらい。温泉もすしも、断食よろしく、
瑞穂の梅茶翁を目指す。無事に11時過ぎについた。三輪福さんが、玄米のおにぎりを用意
してくれたんで、それをつまみながら、そばの準備。
すでにそばは東京で打っていたので、ゆでるだけ。口だけ男(ゆーだけ)みたいなもんだ。
半分セルフで生徒さんや先生が厨房にできた蕎麦をとりにきてくれるスタイル。
生徒さんのひとりは、ぼくのそばのお弟子様で、ひさしぶりの邂逅に「お~」なんて
いいながら、不思議な蕎麦会が始まった。
頼まれたら、イヤといえないタイプではないけど、「ほぼくらじるが飲みたい」と誰かの声がきこえ、
懐かしい「縄文ドリポット」に、「隕石ドリッパー」をのせ、ほぼぶらじるを淹れた。
先生とおぼしき、仙人のような翁と談論風発。
ワークショップでめいめいが、手作りしている楽器「ゆう琴」の話をする。
「この楽器は、今ここ、の音を奏でるものです」とのこと。
仙人に手渡され、生まれてはじめて「ゆう琴」をつま弾いてみた。能登の風にのって、
不思議な音が天に舞うような音がした。当意即妙な邦楽ジャズみたいな世界。
明日は、梅茶翁で午前中梅をとって、午後田植えをする。
今日は日本海側は雨が降っている。
「自然によりそう」という生き方はとても大事だけど、寄りそう、なんて
いうようなやさしさを超越して、猛威を感じる時がある。それもまた自然というものだ。
今日は「晴耕雨読」でいうと、日がな一日、本を読みそうな天気。感謝。