昨日、北海道に移住したT家族から、動画付きの近況メールがきた。
天真庵が押上にできてすぐのころ、女子大生のような女子が
ふらりと天真庵にやってきた。しかも、玄関ではなく、オープンエアーな
「物干しスペース」から入ってきた。その後、そこには、緊急用の屋台を置いて、
人の出入りができないようになっているけど、先にも後にも、そこから天真庵
に入った人は彼女だけだ。今はT家族の真ん中にどんと鎮座している、よきかーちゃん。
まるで、どらえもんの技のような感じで、時空を超えて天真庵に入ってきた彼女だったが、
涼やかで、悟りの瞬間のような顔をして、カウンターに止まって、ほぼブラジルを飲んだ。
話を聞いてみると、その日に大手町にある大手企業をやめて、ふらっと押上で降り、ぶらぶら
歩いていたら、ここにたどり着いた、ということだった。
話の成り行きで、誕生日を聞いたら、ぼくと同じ誕生日だった。9月3日、まぎれもなくドラエモンの誕生日でもある。
そんな不思議な縁で、その後も家族ぐるみの付き合いが続いている。将来は、キッチンカーでベトナムのフォーを供しながら
全国を旅するのが夢らしい。
今は北海道の養鶏所で働いているらしく、近々その養鶏所が「卵かけごはん」と、プリンとか卵をテイクアウトできるお店が
でき、そのお店を彼女がまかされるようになったという近況が書かれていた。
やはり、日本人を元気にする朝ごはんの王様はTKG、卵かけごはん、だと思う。
天真庵も、これから「卵かけごはん」
その後、18時まで営業して、能登へ出発。昨年に続き、コロナで梅林ガールズたちのスケット
なしで、いつもより豊作の梅を収穫してくる。同時に自分の畑の草刈りや、田植えもあるので、
6月はいつもタイトな月だ。36期になる会社の決算も6月。「一番暇な月なので」という理由で
決めた決算月が、一番忙しい月になった。
なんでも、「これが正しい」ときめて、やっていっても、途中でひっかかったり、挫折して
しまったりすることが多い。その時に「正しい」と思っても、周りの環境ややってみて、「違う」
と思ったりすることばかり。最近は何事も「きめない」というやり方にしている。
私たちは「正しく生きる」ために、この世にきたわけではない。ほんとうは「楽しく生きるため」に
どこやらの星からやってきたのだと思う。二度なしの人生、おおいに楽しみたいものだ。
宇宙人みたいな詩人もかく語りき・・ひとりひそかに
今日の真民さん
「ひとりひそかに」
深海の真珠のように
ひとりひそかに
自分をつくってゆこう