3年くらい前、「能登の手仕事展」みたいなテーマで、能登島の公園で「のて」という
イベントに、かすみちゃんたちといった。
アオリイカの疑似餌、ランタンをつるす木のスタンド、珈琲の粉をすくう木のサジ(スプーン)
をそこで買った。そこで出展者の若者たちが、スマホやPCを、ソーラーパネルと
ポータブル電源とを組み合わせて使っているのにビックラした。
なかでも、人気があるのが「power ArQ」というメーカーだった。
非常時に役に立ちそうやし、原発にすこし反発したい気持ちがあるし、アウトドアでいろいろ使えて、省エネにも
帰依できそうなので、さっそくネットで買って使っている。このpCも、天気のいい日に、車の上にソーラパネルを
置いて、お天道様のエネルギーをポータブル電源にためて、そこについているコンセントにつなげて使っている。
昨日の6時、閉店して、そのソーラーパネルを駐車場にいって取り込もうとしていたら、近所の小学生Hくんが
「え~ちゃん、何してんの?」と真顔で聞くので「電気をためたんや」と答えた。
「???」な顔しているので「え~ちゃんちは、貧乏で、電気代を払えないので、太陽さまにお願いして、こうやって
毎日電気をつくっているんだよ」と説明しても、横にいたママとふたりで「???」な顔をしているので、お店の中に
入って、扇風機をポータブル電源につなげて、スイッチオン。涼やかな風とともに、Hくんにもスイッチが入り、
隕石入りのペットボトルで、表のプランターのナスや胡瓜の水やりを始めた。たまたま、Hくんのおばあちゃんが
その姿を見て、もうふたりの孫と、そのママも加わり、総勢6人で「プチ林間学校」が始まった。
融通無碍というか、子供たちは、ちょっとしたきっかけで、そこがキャンプ場になったり、田舎の台所になったり、
里山や里海で遊ぶモードになったりして、とても自由だ。
これから、夏本番。田舎にも、キャンプ場にも、海水浴にも、いけない夏になったとしても、ちょっとした工夫で
「居場所」が楽園になる。
ひとそれぞれが「居場所」と「出番」をつくっていく新しい時代。
ウカウカとして、毎日閉じこもってボーとしていると、ちかられる。
自分なりに「居場所と出番」をイメージできた人は、ウキウキと動きはじめているよ。みんながんばろう。感謝。