今朝の新聞には、この映画が米アカデミー賞をとった話題。
「ノマド生活」というのが、静かなブームになっている。
原作は2017年にでたノンフィクションの「ノマド 漂流する高齢労働者たち」
主人公の女性は、リーマンショックで務めていた会社が倒産し、家も財産もなくし、
キャンピングカーに家財をいれ、アメリカ各地を巡りながら、いろいろな仕事につき、
ひとと触れ合い、自然に癒されたりしながら、自分のこころを見つけながら人生という旅を
していく。なんか、シンコロ時代の到来を予期していたような映画だ。
キャンピングカーや、キャンプなどが流行っているのも同じベクトルだし、
シンコロのおかげで、地方と都市の二股暮らしをする人も多くなってきた。家庭菜園や
海釣りなどもブームになっている。「便利な暮らし」から「本来の人間らしい生き方」
にシフトしているようだ。
ぼくたちも3年前から、能登と東京の二股暮らし。昨年は一回しかいけなんだが、
それプラス九州にも何度かいき、島原半島で蕎麦会をやったり、味噌作りに使う農家さんを訪ねたり
している。プチ・ノマド生活みたいなものだ。
それぞれの土地で、流れている時間や風土が違うのと、車で移動する間の土地土地の波動の違い
が「ゆらぎ」になって、いろんな発想が浮かんできたり、ひらめいたり、サムシンググレート
とチャネルがあったりするようなことが多くなってきたように思う。
能登の家もだいぶ片づけが終わり、車庫の小屋を片づけ始めた。「ねこ」という一輪車
を改装して、天気のよい日には、「どこでも焙煎」できる焙煎機もつくった。
車に積めば、全国どこでもOK牧場。来月からいよいよ、その「ねこ焙煎機」にて、能登の里山・里海
にいって、釣りをしたり、焙煎を開始する。ねこの手を借りたいほど、忙しく仕事をするタイプではないけど、
「ねこ」の手で、焙煎をする。
南島原で「くちのつ巷焙煎所」を営むナツキくんから「りんか?ドリッパーを試してみたいので
おくってください」と注文が入った。さすがに、南島原に移住しても、アンテナが錆びていない。
追伸に「焙煎機を車に積んで全国を巡っていく計画を模索中」とあった。
DNAは違うばってん、おなじようなことを考えている同志みたいなものを感じた。
彼が墨田に住んでいるころ、「元気シール」のカタログをデザインしてもらった。
昨日、山田くんから新バージョンの「元気シール 令和版」が届いたので、荷物の中に
それも同封して、今日発送する。
明日明後日はお休みだけど、くまもんでそばもんになりたか、と、いわんしゃる男子が
「鬼の大特訓 蕎麦打ち道場」にこられる。二日連続で、午前と午後蕎麦打ちをやり、
合羽橋の蕎麦道具専門店にいき、「どんなそばやを目指すか」という夢の話を聞いてみたいと思う。
楽しみだ。15年以上前になるけど、広島の山の中にあった「雪花山房」に修行にいったことを
思い出す。