浅草散歩と能登散歩民宿

昨日は朝から焙煎したり、そばのかえしをつくったり・・・仕込みに追われた。
なんとか3時くらいにおわり、休み中にお店の植物の水やり係をやってくれた文庫ちゃんに
お礼のお土産。能登の岩ノリとか、妙高高原で見つけた大葉の実(つくだににするとめちゃうまい)、信州の新そばみたいな新りんご・・

その足で浅草まで歩く。能登では、30分歩いても、中根酒店が一軒あるだけだが、さすが東京。スカイツリーや、まわり
につぶれては、また新しいお店ができる。浅草もインバウンド景気や東京オリンピックを見越して、ホテルがいっぱい立ち、
ドラッグストアーや、外国人相手の飲食店などが幅をきかせていたけど、そんなお店はたいがいシュンとしている。
仲見世も、ほぼ日本人になってきたけど、日本人が買いたくなるような品揃えのお店が少ない?のか、あまりモノが売れて
いる様子はない。神谷バーは、相変わらず、「毎日通う」常連さんたちは、いつもの席で、いつものものを注文し、
いつもの飲み友達と談論を風発しているご様子。なかなか、よろしきフンイキだ。

そのままかっぱ橋の蕎麦道具屋に立ち寄り、「胡桃油」(毎日振り回す、貧乏という名の、のし棒につける)を864円で買って、
界隈をブラブラした。シンコロ前には、包丁やさんや器のお店が、外人さんでにぎわっていたけど、今は昔。
ボックオフで、本を買って、近くのカフェで休憩。そのカフェも、いつも多国籍の人でにぎわっていたけど、
今はぼくとおなじような「在日日本人」だけがお茶を楽しんでおられる。「前にもどった」にてしては、さみしい感じもする。

今朝の新聞を開くと、「GOTO・・」用の観光広告が、一面だったりして、「観光広告雑誌?」と思わず、
表紙を見直した。「朝日新聞」と書いてあって、天声人語もあったけど。
昨日の日経新聞に「軽井沢のホテルが提案するワーケーション」の記事があって、読んで笑った。苦笑い!

一日目・・・朝10時軽井沢着  11時小宴会場でオリエンテーション 12時ランチミーティング 
14時 客室やコテージで各自仕事 16時チームでゴルフ 19時夕食(懇親会)
二日目もおなじようなもん。「本社とのオンライン会議」というのが加わったくらい。
最終日は、家族と観光や買い物

・・・政府も推奨するワーケーション(観光地に滞在しながら働く、新しい働き方)の具体的な案なんだろうけど、
「大丈夫ニッポンチャチャチャ」くらいしかコメントできない、チープな内容やね。
たぶん、オンライン会議で、きまったんやろね。各自、せんずりこきながら会議してるんかな?

せっかく、長期の巣ごもり期間があって、おひとりおひとりが、これからの行く末について「哲」してこられた
のだろうから、これからは、政府や大手代理店や、その規格に組した旅館やホテルにボーッといく、のではなく、
自分の第六感や予感を信じて、いきたい場所に旅するほうが、100倍楽しいし、お金も半分以下くらいで、
楽しめ、これからの「仕事」につながるモノコトがいっぱいあるんじゃない。

能登の家がある地域は「富来」(トギ 富が来る)と呼ばれた地域。山海の自然に恵まれ、北前船が往来したとこ。
ときどき、うちに遊びにくる若いくんが、古民家を買って、宿をはじめた。「TOGISO」(富来荘)という。
しばらくの間、ぼくらと同じように、東京と能登のデュアルライフをやっていたのだが、まだ小さい子供さんたちが、
「能登にくると元気になる」を痛感して、おもしろい「能登まるごと体験型宿」にした。だんだん時代とともに進化発展しそうな民宿。
原付や釣り道具、キャンプ道具もレンタルできるし、ミーティングができるホワイトボードもある。
車でいくもよし、能登里山空港からレンタカーでいくもよし、金沢からレンタカーでいくもよし・・
興味ある人は「TOGISO」を検索してみて!能登の天真庵から、カブで10分の距離!感謝。

田舎で暮らすと、そのまま「ワーケーション」!