ママ友の友達はみな友達・・?

味噌作りや梅仕事のワークショップをやっているので、幼稚園とか小学校低学年の
お母さんたちの友達、いわあゆる「ママ友」の輪が広がり、送り迎えの時に「おはようございます」
とか「こんにちわ」とか挨拶されることが、ままある。
人の名前とか顔を覚えるのが、先天的に苦手なので、名前も顔もわからなくても、「やあ」とか
「元気」とかいって、適当にあいさつ返しをやっているけど、「挨拶」というのは大事なことやね、と、
つくづく思う。

昨日はマスクをした女子(ママ)がふたり、カウンターに座った。もう3年近く「菌活の会」(味噌作り)
にきておられる。マスクをしても、美人なのだが、名前がでてこない。(○○君ママ・・という具合に、子供の名前を
中心にして覚えるので、永久的に苗字や名前はでてこない)。

そんなことは、どうでもいいけど、会話の中で「珈琲メーカーを買い替えるのに、どこにしたらいいか、わからない・・?ボリボリ」
しているので、「子育てで忙しいだろうばってんくさ、珈琲は「縄文ドリポット」使って自分の手で入れるのが一番」
と教えてあげた。もうひとりのママ友は、水出し珈琲を所望された。
お店には、ふたつの水出し珈琲の器具があり、最近一個は、水の量を調整するところが破損して、「すりや」
というガラスを磨く職人さんに直してもらって、水の落ちる姿が、芸術レベルにアップしたので、彼女たちを
その器具のところまで誘導して、「水の話」をした。興味深そうな顔していたけど、内心は「うざい」と思っているに違いない(笑)
話は飛躍するけど、これからの時代は「水」がすごく大事やと思う。

そんなことをつれずれなるまま、書いていると、街がいつもより、シーンとしている気配につつまれる。
シンコロの感染者の数が、急速に増えてきていることも一因だけど、その「ママ友」さんが帰り際に
「明日から子供たちは夏休みです」という言葉を思い出した。
今朝の新聞にのっていたけど、夫婦の家事の負担が、子供がいると女性が2・6倍も男性よりも大変らしい。
「おい、めし」とか「おい、珈琲」とか、いばっている場合ではない。
男子も厨房の中に入り、飯とか珈琲とかお茶くらい、上手に入れる修行をする夏期講座の8月・・・なんていいかもなんばん。
ぼくの8月のテーマは「キス」。

久しぶりに、投げ釣りをしてキスを釣ろうと思っている。「貴公子」という別名をもつキスは、夏の浜辺でキラキラ
と輝いていて、刺身にして、久保さんの織部の葉皿なんかに盛り付けると、真夏でも熱燗がほしくなる。
そのために、先月数馬酒造にいって「竹葉」の熱燗用を買って、能登の家に6本置いてある。
数馬酒造の近くに、「ふくべ鍛冶」という老舗の鍛冶屋さんがある。そこの「真切り包丁」は一年待ちだけど、
能登の海の男たちの必需品。
「ふくべ」というのも瓢箪のこと。ひさご、ふくべ・・・で検索すると、伝票やだけでなく、寿司屋とか居酒屋
とか、いろいろなお店の店名になっている。
お店の名前とか、ロゴ、とかも大事やね。
普段でも「にっぱち」といって、飲食店たちにはつらい八月。熱い夏になりそうだ。感謝。

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