月曜の朝は卵かけごはん

今日から子供たちの学校が始まるらしい。
長い自粛で友達や先生とあえなかったろうから、今日はみんな笑顔で
学校へいったのではないかと思う。よかったよかった。

おとうさんたちも、巣ごもりの間に、料理の腕をあげたのではないか?
カレーのレシピの「隠し味」に、チョコレートというのがあって、子供部屋に
あったイチゴ味のチョコをいれて、大不評だった、なんていう笑い話もあった。
まだ「想像力」に乏しいが、創造の世界に足を一歩いれた感はあるので、小さく拍手。

そばのお弟子様が、「孫が遊びにきたとき、イチゴ園にいく約束をしていたけど、休園
だったので、丸い洗濯干しを部屋につるし、洗濯ばさみにイチゴの葉をはさんで、やったら大好評だった」
という話を聞いた。これは、季節ごとに、イチゴがリンゴになったり、柿になったり、想像力と夢
が膨らむワクワク感があって、拍手喝さいものだ。

暮らしの実験室の新聞に、こんな記事があった。ぼくのそばのお弟子さまの子育て日記。
我が家では「たまたま丼」が大人気です・・親子丼の肉ぬき。つまり卵とたまねぎで「たまたま丼」。
今回の配達(暮らしの実験室から野菜を宅配)の中に、玉ねぎが入っていたので、つくってみたら、うまかった。
その家では、「夜のパンケーキ」も人気らしい。子供が「夜のパンケーキ食べたい」というと、新鮮キャベツをいっぱい刻んでお好み焼きをつくるらしい。
子育ても、ひと工夫するだけで、愛情いっぱい、笑顔いっぱいの食育タイム。

無芸大食で、イチゴならぬイーチコを飲む量が増えたおとうさんも多かろう。
いろいろ「哲」する二か月であった。我が家も、夜の勉強会がなく、クロキリや「花」(蕎麦焼酎)の
空びんは増えなかったが、能登から運んできた「竹葉」は、毎月ハンダースが、空になった。

今日はこれから「卵かけごはん」
なんといっても、「ごはん」をおいしく炊く、のがコツ。

まず米を洗う時、最初に洗う水が米の中に入るので、その「まず」を間違えるとまずいごはんになる。
できたら、ミネラルウォータ以上の水がいい。うちは、ブリタの浄水器に「うめ星」をひとついれて、
それを珈琲やお茶やそばの鍋の水にしている。お米もその水で洗い、とぎ汁はペットボトルに入れ、
そこに塩を少々いれると、万能醸し水になり、植物にあげたり、畑にまいたりする。
洗った米をザルにあげ、20分くらいおく。その間に、新聞読んだり、おかずをつくったり、掃除を
したりすればいい。20分たったら、土鍋か炊飯器に入れて、スイッチ(土鍋はガスのスイッチ)オン。

もちろん、この時の水も、ミネラルウォーター以上がよい。「うめ星」を土鍋や炊飯器の鍋に入れると、天下無敵。
土鍋で炊くと、15分くらいで炊きあがる。はじめちょろちょろ、なかぱっぱ・・の、ぱっぱになった時、
ふたから湯気がいっぱいでたその時、急いでふたをとり、きべらでさっとまぜる。あかご泣いてもふたとるな、
のおきてを破るばってん、そのひと手間は大事だと思う。そして、できあがったら、5分から10分蒸らす。
そして、茶碗につぐ前に、しゃもじでほぐしてあげる、というのも大事。
「ひと手間」かかるけど、お金はかからない。どんな料理もそのあたりに、「愛情」
という隠し味が、ひそんでいるような気がする。「ごはん」がおいしい、といのは、なにより幸せなことや。

今日から6月。今月もライブはやらない。寺子屋もほとんど中止。夜は6時まで営業(日曜日は4時まで)
時間が有り余るほどできたので、新しくつくってもらった久保さんの「小福茶碗」にお茶をたててひとり茶を
楽しんだり、隕石入りの宝瓶に、星野村の新茶を入れて飲んだり、竹葉のぬる燗を志野のぐい飲みかたむけながら、
本を読んだり、・・・しながら毎日を楽しんでおりまする。
煎茶のお茶うけには、梅鉢屋の野菜菓子がよく似合う。十間橋通りをまっつぐ明治通りまでいき、わたって
まっつぐ200mくらいいった左手にある。江戸時代から続く老舗。もうすぐ緞帳を下げる、といううわさ。
日本人がお茶やお茶の文化から遠ざかっている象徴みたいな話で、さみしい気がする。

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