今日は、花のあるこが、遊びにこられるので、朝まずめに釣りをし、近くの里山の中で、
松と竹を調達し、久保さの信楽壷に投げ入れた。
5年ほど前のお正月、湯河原の「石葉」で、原田先生といっしょに、竹の立花の講習を受けた。
その当時、石葉のスタッフは、わざわざ湯河原から天真庵に通ってこられ、原田先生に花を習いにこられていた。
また、天真庵の椅子などをつくってくれた般若くんが、石葉のダイニングテーブルの椅子をつくった縁も重なり、
無駄のない縁でつながっていった。
6月は、松の手入れをする時期でもある。実家の松の手入れのために、毎年6月に宗像にかえっていたが、
庭の主が召されたため、ほったらかしのまんまだ。家族は、放蕩息子のUターンをたぶん望んでおられるけど、
どこふく風よろしく、海風にのって能登に半分暮らす生活を選んだ。
せめての罪滅ぼしではないけど、界隈の松の葉を摘んで、信楽壷に飾る、という妙案をおもいつき、
初挑戦。「花」や「茶」の常則から一歩すすんで、何かをやろうという時、必ずそれを察知して、
おかまのMくんからメールがくる。「能登暮らしどうですか?今月はなにを生けますか?」・・
松を生ける、というと、必ず「写真を撮っといてね」とおねだりされるので、「ずっと梅仕事で、
明日最後の梅を摘んで東京にもどる」と返事した。なんとか、竹と松が投げ込みに成功し、床の間に
大綱宗彦老師の「梅和歌」の軸をかけ、台所や玄関に積んできた梅も香っているので、「松竹梅」
でもって、東京から近くに移住してきた、花のあるこ、と、お茶会ができた。めでたし、めでたし。
シンコロの影響、で巣ごモールの若い花のあるこ、と知り合いのチャンスに恵まれている。
こないだは、将来イタリアンのお店をやりたい、というこがきた。若いのにちゃんと、哲学をもって
いて、見習うところのほうが多し、というこやった。「能登のタコすかし」の話をしたら、その日
に「タコとじゃがいもの温サラダ」のレシピを、メールに添付しておくってもらった。
若い人たちは、ハーブとかを、自分ちでつくり、ドレッシングやマヨネにまぜたりして、新世界の料理を
つくりだす天才?みたいに見えることがある。でも、そのレシピは、そのままではないけど、いただきました、。