昨日の朝、オリンピックに買い物。
二階をぶらっとしてたら、「タコ焼き」の道具が「イワタニ」からでていた。
1450円。イワタニの「ふうシリーズのコンロにあう」と説明書に書いてある。
定員さんに「この『ふう』 というのは風のふう? そんな製品番号あるのですか?」
と聞くと「さあ??」みたいな返事やった。イワタニのカセットコンロは、「非常時やアウトドアで使う」
ために、店に2個、能登の家に3個くらい置いてある。「どれかにあうか?」
と思ったりしたけど、あわなかったら大変なので、隣に飾ってあったコンロにあうことを確かめて
レジにもっていった。6000円ちょっとの買い物。朝の買い物にしては大きな出費だけど、
「能登くらし」を10倍くらい面白くしてくれそうだ。
能登の家から徒歩3分で、海にいける。庭はないけど、畑とそれにつながる里山付き、であり、海付きの家。
春はワカメやギナサなど海藻がながれ着く。小さな波止場では、鯵やいわしやハチメ(めばる)が釣れる。
ぼくは波がおだやかな時には、岩場にいってルアーで、回遊魚のブリやヒラマサやまごちやシーバスを狙っている。
秋口になると、「蛸とり名人」のじいさんたちが、ときどき不思議な漁法でタコをとっている。
「蛸すかし」といって能登に伝わる伝統漁法だ。産卵期を迎えたマダコが、エサとなる貝やカニを求めて岩場にやってくる。だいたい二本の竹を用意し、ひとつに、疑似餌(ぎじえ)を付けおびき寄せ、もうひとつに熊手みたいなんがついていてそれで引っ掛けて捕まえる。たこすかしの「すかし」には、能登の方言で「だます」という意味があるらしい。昔から釣りは「魚と人の知恵比べ」みたいなところがある。
能登の家に遊びにくる子供たちに、釣りを教える、という宿題をたまわった。自分ややっている釣りは少し危険なので、
子供たちがきたら、「蛸つり」をやってみたいと思いついた。
釣ったタコは、「タコガレ」(タコのガレット)にして食べるのがこれまでのならわしだったけど、「タコ焼き」
にすると、子どもたちの食育にもなり、一石二鳥だ。
5月末まで緊急事態宣言がのびた。6月は梅林ガールスたちと梅仕事もある。
そんな合間に、蛸釣りとたこ焼き・・・・なんか童心にもどったようにウキウキする。
ひとり10万円が入って、「何買おうか?」なんか迷っている暇があったら、子供たちに「釣り道具」
とか「キャンプ道具」を買って、家族でアウトドアをレジャーではなく、「生きる術」としてやってみるのはどうやろう!
アメリカで有名な投資家のジム・ロジャーズの新著に「ジム・ロジャース 大予測」というのがある。
その中に
「私は日本の子供たちにこう伝えたい。『あなたが10歳だったら日本から逃げるかAK47(自動小銃)を使えるようにしろ』と。生きて
いるうちに社会の混乱から逃げられないからだ」
と書いてあるらしい。ひと昔前の成功者?の貧困な大予測だ。おわってるね。AK47など無用で、AKBを聴きながら、蛸釣りの道具や、
鍬や真切り包丁などを使えるようにしておけば、OK牧場やと思う。
シンコロさんのおかげで、世界中の人が「これから」の生き方をまじめに向かい始めた。
「できる一歩」から、コツコツ歩いていけばいい。日本の子供たちには、「懐かしい未来」を世界中に広げていく大使命があると思う。